新商品開発 シャバクロ について
シャバクロは、マニエラと和を融合させる試み
伊藤若冲の作品を3年間取材し、絵の素晴らしさの背景には、膨大な下準備があることに気が付きました。 絹織物に絵が描かれていますが、絹のベースに裏と表から大きな刷毛で違う色を付けてあります。 刷毛と刷毛が重なるポイントが、マニエラのスラブ影を和にしたような線が断片的に浮き出てきます。 それが深みに奥行きをもたらし、若冲が其の上に、何処までも深く、そして、限りなく重く筆を運び魂を吹き込んでいく。
シャバクロは、膨大な量の取材と研究で、要素を取り出して再現させています。 工場サイドのデザインナーがそれを落とし込んで、現場が再現の手間を掛けて仕上げていく。 日本ならではの分担的、また、職人技的なレザー作りです。
完成度が高いのは、そうした重さと深さをレザーで表現できているからこそです。
娑婆の玄人から、しゃばガエルを私がボールペンで走り書いて、デジタルに落とし込む作業と細かい修正は現場でしてくれました。 目をロンパリにした元絵、これは、彼方此方見ている様だったのですが、可笑しいですとのことで、直されてしまいました。
訪日客が多いスペース、少なくなった和のスペースだけではなく、マニエラをお使いいただいている商業スペースで確認していますが、マニエラのグレードアップ版にもなります。
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