グレイズハイド L1031-L1038 メーカー: Sincol
スーパーソフトレザーの本格的な高級アンチーク仕上げ。 それでも上代8000円/mと、世界一安い加水分解しないソフトレザーです。 表面の艶感は、ヌメ革のような雰囲気をもっており、本革のヌメ革では、1年で汚れが目立ち、メンテナンスが悪いと、何億のダニが発生してかゆくなってしまいます。 日本の気候には、本革よりもスーパーソフトレザーが一番です。
今回は張仕上げ後のツヤ感や艶のバラつきを本物の様に表現でき、企画者としては大変満足です。8色ですが、別色も300mから承っています。 別色は高くなりますが、当然、ショップオリジナルにもなり、もっと儲かるようになりますね。 是非、別色を作って儲けるというビジネスモデルを利用してください。
椅子の表面材のトップブランド、Islife(イズライフ)は、椅子になってしまうと消えてしまうブランド。
椅子メーカーさんのブランド名に代わってしまうのです。 Islifeブランドを、”其の儘使用した方が売れる”といってくれる、新しいお客さんと強力なタッグを組みたいと思っています。 全力で販売のバックアップをしたい。
Islifeブランドの代表的な物に、ソフトレザーという物があります。 世間に偽物のソフトレザーがありますが、銘々したのは名古屋のシンコーである、Islifeブランドなんです。
まず、加水分解対応が15年樹脂を使用すること。 この樹脂は硬く、ソフトに作るのがとても難しい。 特に風合いに力をいれるソフトレザーでは、日本メーカーでしか作れないこだわりがある。 勘違いしている人が多い。 工業技術ではなく、職人技術です!
家具で有名な量販店さんが、中国で椅子(ソファ)を調達した時、これは安いと飛びついた雑貨用のPU樹脂の合成皮革を、勝手にソフトレザーと名乗って、加水分解で大クレームになって、もうソフトレザーは使いません!とかいって、ソフトレザー市場を荒らして、責任取らずに去って行ったのを思い出しますね。 Uなんとかという衣料大手さんでも、この安い雑貨用樹脂をつかったレザー風味のジャケットを作って、一年持たずにボロボロになって辞めてますよね。 安ければ良いというデフレの風潮、嫌ですね。 資材の勉強不足なだけです。 市場って、売れたもん勝ちでしょうか。 資材の企画開発、販売をする私から見たら全然違います。 家具として期待される使用期間中の満足度が続かなくてはなりません。
Islifeブランドは、他人の影響で売れないという誹謗中傷を受けたソフトレザーに息を入れ直します。 特に、一緒に又取り組もうというソファメーカーさんや、家具小売屋さんと協力なタッグを組んで再び億の市場を築きあげるつもりです。 宜しくお願いします。
椅子資材開発30年、日本一の椅子資材を開発する部隊の指揮者が、すわる、ねるの2つの姿勢を通して、商いの目で様々な出来事をつづる、思いあるブログ いすのことなら 椅子の張替えの話題や新規の案件、レザーとは、テキスタイルとは、椅子とは、すわるとは、ねるとは、様々な話題で楽しめます。 あしたは晴れかな曇りかな。
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2015年7月31日金曜日
2015年7月30日木曜日
メイリーを使って本物の良さ
メイリーT-4002
綺麗な花柄の金華山の風通織です。
私が今、これを座布団にして座っています。
市場に出す前に自分で座るというのがモットーです。
これはお気に入りで、総合テキスタイルサンプル帳を
発刊した後に、これに戻して座っていますよ。
発刊して直ぐに使ってもらった例が下記リンクにのっています。
http://cres.sincol-n.co.jp/shizuoka/?p=318
金華山とは何?
モケットというパイル織物がドビー装置で開口するに対し、
ジャガード装置で開口する、ジャガードモケットのこと。
パイルジャガード=金華山。
開口とは、ヨコから糸を滑らせて入れるために、タテの糸を上下に動かして
(横から見て)開かせること。
この開口の装置名がドビーかジャガードになるわけです。
ドビーが一定の規則で上下するのに対し、
ジャガードはプログラムで書いた上下命令で、縦糸一本一本を個別に動かすことができる。
だから、柄が自由に出せるわけです。 ドビーでもある程度だせますが、可也手間ですね。
ジャガードで7000本もある縦糸を一本一本動かすのは馬鹿でかい装置も必要だし、
7000本分の糸の動きを縦方向の柄の長さ分、プログラムするのは無理。
手間が掛かり過ぎるので、柄のリピートで軽減することになります。
リピートは、釜(かま)で決まりますが、近年、中国では釜なしでリピートを作る贅沢な
ジャガード織機を見かけるようになりましたので、時代は変わっていきますね。
メイリー T-4002は、さらに上の組織と下の組織をつくる複雑な縦糸の量と動きをさせてます。
かなり贅沢な作りですから、なんとかトレーディングで同じものを頼んだら、下代で2万円はこえるのではないでしょうか。 我々は資材屋ですから、本当の適正価格でしか売りませんよ。
2重にすることで、表面に出す色の数とその配置の自由度があがるのです。
織物を勉強するにも、張って愛用するのも適した、教材的な作品ですから、検討してください。
パイル織物は、椅子に最も適した材料です。 なんせ長持ちですからね。
別色もバイオーダーで作っています。 糸の染めが細かくなるので、コストが少し上がりますが、400mで297万円です。 一本200万以上のソファなら、此れ位使って欲しいですね。
海外のソファメーカーでは此れ位の表面材を使いますが、日本は一流という企業でも工業コストで考えるので、海外物を超えられません。 工業的な良いものと、欧米の富裕層の良いものは全くちがいますからね。
リンクボタンのこと
会社のホームページのサイドバーにブログのリンクを貼ったわけですが、そのリンクボタンは、”明日ハ晴レカナ曇リカナ”とロゴに書きました。
ご存じの方も多いと思いますが、日本を代表する作曲家の故武満徹氏が書いた歌詞のある曲です。 今年、50周年を迎えられた静岡の御客さんの祝賀会に招待された際に、社長の娘さんが旦那さん(プロのミュージシャン)の素晴らしい伴奏で歌ってくれ、今年一番心に響いた曲でした。
歌手では石川セリさんがアルバムを出していますね。
誰もが、日々、色んなことがあって、向き合うことも、通りすぎることもできます。 人が受け止めない時ほど、全部受け止めて向き合う気構えですが、受け止めた内容は、常に希望があるものではなく、自分ではコントロールできない空しさと、いや、向き合ったことの意義があるのだという思いが交差するのです。 そんな時に、明日は晴れかな曇りかなって、切実な感情などありません。
唯、そうつぶやいただけですね。 その何処と無く期待感のないつぶやきが、前向きに活きる知恵なのかなと感じます。
商品開発というヒットを出さなければならないプレッシャーと、どんな状況であっても経営して行く技術を磨く日々とですが、ブログが役に立てば良いと思います。
是非、フォロワーにも、お気に入りにも登録頂き、また、FacebookやTwitterでも、いいねを頂き椅子を愛する和を広げて行きたいと思います。
宜しくお願いします。
ご存じの方も多いと思いますが、日本を代表する作曲家の故武満徹氏が書いた歌詞のある曲です。 今年、50周年を迎えられた静岡の御客さんの祝賀会に招待された際に、社長の娘さんが旦那さん(プロのミュージシャン)の素晴らしい伴奏で歌ってくれ、今年一番心に響いた曲でした。
歌手では石川セリさんがアルバムを出していますね。
誰もが、日々、色んなことがあって、向き合うことも、通りすぎることもできます。 人が受け止めない時ほど、全部受け止めて向き合う気構えですが、受け止めた内容は、常に希望があるものではなく、自分ではコントロールできない空しさと、いや、向き合ったことの意義があるのだという思いが交差するのです。 そんな時に、明日は晴れかな曇りかなって、切実な感情などありません。
唯、そうつぶやいただけですね。 その何処と無く期待感のないつぶやきが、前向きに活きる知恵なのかなと感じます。
商品開発というヒットを出さなければならないプレッシャーと、どんな状況であっても経営して行く技術を磨く日々とですが、ブログが役に立てば良いと思います。
是非、フォロワーにも、お気に入りにも登録頂き、また、FacebookやTwitterでも、いいねを頂き椅子を愛する和を広げて行きたいと思います。
宜しくお願いします。
2015年7月29日水曜日
ベルサイユ どこで売れているのやら、沢山注文が来ています!
色番: L-1001
2015年発刊のSINCOL Leather サンプル帳企画において、冒頭を飾る商品を悩んでいたのは2013年のこと。 その頃は、自分で考えた屏風を作りたかったので、江戸時代の画家の作品を中心に美術館を回っていました。 デジタルプリントで大きな物を作ってもらうことが可能になった時代。 マダマダ値段は手ごろでは在りませんけれど、不可能はなくなっているわけです。
そこで、まず自分のプロデュースしたい屏風を作絵して、プロに仕上げて貰ったのです。
同時に、仏蘭西のジャパネスクをおさらいしていて、テキスタイルの開発も入っていたので、思い切ってフランスへ飛びました。 仏蘭西では、オペラチックな物語が沢山湧き出てきて、あっという間に小説が書ける分まで溜まりました。 それぞれが短辺なのですが、これを屏風と組み合わせたら自分の世界観が表現できると思いました。
レザー工場からは、お願いしていたバレーロールの案が数点でており、そこに、沢山のデザインアイデアがありました。 全部が組み合わさってできたのが、L-1001です。 私の中では、このレザーを作品としては、愛欲と名付けています。 実は、L-1002は自分の趣味ではなく、インテリアっぽいのが受けると言われて色付けしたものですが、商用ではL-1003だと思っています。 L-1003はグレーですが、光沢感に拘ったので満足のできです。
しかし、販売して6ヶ月のデータをみると、なんと自分の我をだしたL-1001がしょっちゅう注文を頂いており、商用に抜群と思っているL-1003がスロースタートしています。 うーん? 1001はどんなところで使われているのか、読者の方が街で見たら是非、写真を投稿してください。
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引っ越ししました。
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