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2016年9月23日金曜日

日本製だけ何で安いの?

同業者が椅子張りの見本帳を発刊しました。
もう、日本製が海外製より高くなるだろうなと期待していましたが、心底、がっかりです。

各国の一番安い織物の値段を見ますと、日本製が2950円。 次いで中国が3500円。 ベルギーが3900円。 スペインが3950円。 イタリアが5800円。

次に安い商品で群を抜いて数が多いのが日本製。 安物=日本の様に扱われています。 日本の織物屋には安いものを求めている表れですが、工夫と技術は勿論、品質安定では日本製が抜群に優れている。 それを安物でくくってしまうとは。 (http://www.sincol-n.co.jp/?page_id=1100 で、日本の良い商品についてコメントしています。)

私は、ヨーロッパの織物が異常に高く売られていることは消費者をだましていると思っています。  東京市場で良く聞く、輸入織物業者のプライシングは特に異常です。 インテリアはヨーロッパだという昭和の錯覚を利用したものではないでしょうか。 

日本製をこんな叩いて買ったのでは、廃業してしまうでしょう。 おそらく、幾らで作れ!と仕入先に大声で指示して、やった仕事です。 クオリティーもカーテンかと思うような物も散見。 これでは業界に不信感が出てしまう。 私は日本製は、言い値で買うという方針で個々数年仕入をしています。 高くて売れなくても、それは仕方のない事ですし、仕入先さんにはその値段では、この数量位しか見込めないけど、どうする?という相談をしていますよ。 それくらい、もう、織物屋さんは儲
からないし、残っていません。 良い物こそ、日本製で高く仕入れて上げて欲しい。 あーあ、大変がっかりな同業の見本帳でした。

引っ越ししました。

 個人でレンタルサーバーを借りて、引っ越ししました。 結構、お金が掛かりますが、HPの自由度が増すので決意。 より、知識重視にしています。  張替えてんやわんや というブログ名です。 https://sya-cho.blog/ 是非、引き続きご愛好をお願いします。