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2019年8月28日水曜日

団塊世代のパワー

中々、次の企画のアイデアが壮大すぎて纏まらず、スタートが遅れているので、海外の工場から私の様子を伺いに来日者が増えています。 来てもらっても、総合案が出来てないから、世間話位しか出来ないのがなんですが。 彼らの話しを聞いていると、不景気の足音くらいは感じますけどね。

偶々、テレビを見ていたら、その外人の一人が、この人パワーあるねというので、この人60歳過ぎてると。 失礼しました、先日の矢沢永吉さんがTVに出ているのを見たら、今年の9月で70歳だそうです。 恐れいりました。 声が、良く出ているから、65歳でも凄いなと。

「俺なんか英語2しか話せないのに、べらべらと100喋るわけ。」って言ってたんですけど、ほんと、200は、しゃべっていました、凄いパワー=コミュニケーション力です。 そういう人を、何人かしっていますけど、本物の成果をあげていますよね。 偽物はいない。 自分の思う事を忌憚なく、こうして欲しいと言い、それ良いね!って話しているのも、外人のコントロール方法を知っているなと。 矢沢永吉というプロのミュージシャンの凄さを改めて思い知らされました。 実は、彼、ギターは勿論、ピアノも謙遜してますが上手なんですよね。 曲作りでは、弾きながらどんどん譜面にしていく。 サックスやドラムも叩きますからね。 口だけではない、本物のプロです。

団塊の世代に沢山の恩人、見本となる先生が多くいました。 中々、五体満足な人は居ません。 ハードワーク一筋の人が多かったからかな。 それに比べたら、自分は未だ未だ甘い。 所詮、自分の中に何もないのだから、バンバン物づくりして、人をもっと感動させるのに全力を注ぐだけ。 早く企画案を纏めないと。 ヨロシクっ!

奨学金が返せなくなる前に

弊社では、入社後、奨学金返済支援プログラムがあります。
新卒者が、弊社の決める支給額の100%対応で、卒業後2年未満ならその額の80%の支給がされます。 *最大で200万円となります。
勿論、数年在籍毎に、一定額がもらえ、それらを返済資金として使用する義務が発生します。(他の用途には使用できない契約となります。)
弊社では、その資金を確保するために、スマホなどで新卒募集をしていません。 その手のサービスは、1人あたりに200万円以上の募集費用が掛かり、それを掛けないことで、返済支援の資金に充てています。 
会社説明会もしておりません。 通年採用制で、面接と試験次第で入社となります。
面接希望者は、052-362-1741 シンコー株式会社 人事担当:桐山まで
www.sincol-n.co.jp

また、子供手当は、一人当たり1万円。 20歳まで貰えます。
中小といえども、抜群の財務力を誇る企業です。 それを維持するプロの先輩たちについて、自分もプロになりませんか? ハッキリ言って、過去沢山の人を見てきて、在籍10年まで到底シンコーのプロと言えるレベルにありませんが、10年たてば予算管理もできるプロに育っています。

2019年8月7日水曜日

中国モノづくり

中国経済が米中貿易摩擦により減退しています。 現地で聞きこむと、椅子やソファも同様で、材料の変更や就労時間の調整など知恵を出して対応しているようです。

我々日本の小さく品質に厳しい市場向けは、実際に取引額が小さいばかりで敬遠されがち。 普通、他国向けが調子がいい時は、日本向けが適当にされるケースが多いのですが、今は、耳を傾けてくれやすい環境です。 一気に、貯めていたアイデアを商品に加えようと中国の機屋と打ち合わせの日々です。 ISLIFEかPRONの名古屋のオリジナルブランドとしての準備。 特に、今回は他社が出して来たら、それ以上の商品として出す後出しじゃんけん商品の弾づくり。 中国の機屋さんでも、昔、小僧さんだった同世代が独立し成功を収めています。 会うたびに、これはやっちゃいかんと言い続けていることがあります。

それは、薄生地を貼り合わせするな。です。 薄い生地は、糸が細いので、見た目が繊細で良い商品に見えて騙されやすいのですが、我々の椅子張りに必要な糸の太さの半分もありません。 安易なバイヤーの要求に乗ると、こういうダメ商品が乱立します。 裏に安いガーゼを貼って、一時的に物性を上げたり、厚みやハリを出して、安価で販売してしまいます。 これ、末期症状。 織物職人であれば、糸の太さ、撚糸、組織で解決するものですが、安い物をのり程度で張り合わせても、1年持たずして剥がれてしまいます。 剥がれると、知っている人は説明要りませんが、浮いてしまい破けるのです。 バイヤーさんも見た目と価格だけで走るのですが、我々の協力機屋も椅子張り布の専門のプロ集団。 マッチングがあるのでそれは経済合理性があると言われても、断固まともな商品で勝たなくてはなりません。 椅子張り製造で生業をしている工場は、そうした安易なことをする人員や製造機ではなく、プロと専門機械の組み合わせなのです。 変な商品に手を出せば、従業員の士気も落ちれば、機械の設定もしょぼい方に合わせることになる。 品質検査員も緩くなるわ、手を出して倒産した企業をどれだけ見てきたことか。 だから、相棒として、張り合わせに手を出すなよと声かけしますし、手を出したところからはフェードアウトしていきます。 品質低下していきますからね。

次に、ポリエステル織物からの脱却だけを考えろです。
ポリエステルは、強い繊維な分、短繊維で撚糸をするとピリングが発生しやすいデメリットを持っています。 なので、長繊維を短繊維っぽく見せかける技術で妥協してしまう。 色艶が安っぽいのはこのためです。 安いだけの設計をしたら世界中でどこでも作れてしまう。 やはり、椅子張りのプロとして会社を保つには、他の繊維を駆使して混紡(色々な素材違いのワタを混ぜて糸にする)して織り上げることが大事。 いろんな難しさがあって、逃げてしまうのが中国ですが、難しい方で確立しないとレベルは上がりません。 いずれ、世界の繊維工場がそうだったように、さらに安い国が出てきたらそこへ生産基地が移動して終わってしまいます。

引っ越ししました。

 個人でレンタルサーバーを借りて、引っ越ししました。 結構、お金が掛かりますが、HPの自由度が増すので決意。 より、知識重視にしています。  張替えてんやわんや というブログ名です。 https://sya-cho.blog/ 是非、引き続きご愛好をお願いします。