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2015年4月5日日曜日


・独自設計の検反機です。 約1秒で1㎝しか巻き取らない超スローモード搭載で、傷を見逃しません。 左の装置は検針器搭載。 此れも独自設計です。
・今年は、高速巻き取り機を独自設計して導入予定です! 6台位は作りたい。 機械を自分たちで考えてつくるから、良い品質が保てるわけです。 

2015年4月3日金曜日

ストライプとボーダー

縦方向にストライプを織ると、横幅の制限がでます。 横方向にストライプを織ると巾は無制限ですが、まっすぐ織れません。 さて、この織物はストライプでしょうかボーダーでしょうかと聞かれ、???となりました。 どちらでも結構ですよー。 ラインがヨコに使えばボーダー。 縦に使えばストライプ。 表現は、どっちでも良い気がしますが。

2015年4月2日木曜日

大きなチャレンジ 準耐アルコール規格

椅子張りの世界では、PVC製のレザーをレザーと呼んでいます。 商習慣ですね。 このPVCは日本製は別格。 兎に角、使っている樹脂や副資材のレベルが高い。 昔は、食堂によくあった座面が丸いパイプいすが、カチカチになって切れて、黄色いスポンジが飛び出ていましたね。 原因の一つがアルコールで拭くこと。 テーブルを拭いたぞうきんで其のまま、椅子を拭く光景もありましたよねー。 そのメカニズムは、PVCを柔らかくする物質がアルコールで飛んでしまう、それで硬くなる、結果ひび割れる。 スポンジべろんちょです。 其れを防止するために開発されたのが耐アルコール機能。 そりゃ、ちょっとやそっとで硬くならない優れものです。 私の開発してきたレザーでも耐アルコール機能は、良く売れました。 多分、数千万メートル。  時は流れて、色んな機能を付けて、安全安心を基準に作りこんできて、ふと思ったわけですけど、「もう標準でアルコールに強いんじゃないの?」と。 これに、ある程度いじれば、耐アルコール機能を発揮するんじゃーないか? それで、消毒用アルコールを買ってきて、アルコール濃度70%で1分ごとに1000回噴きつけて、観察してみました。 すると、どうでしょう、耐アルコール性能を示すではないですかっ! 次に、2000回。 問題なし。 次に、500回、吹付けて、ふき取ってを繰り返しましたが、問題なし。 (疲れたー。) うーむ、やはり化学式的に考えると、似たような化学式になると、似たような効果がでるんだな。 ということで、業界がひっくり返る、新アルコール基準で、準耐アルコールという規格を作って特許と取りました。 業界の貢献の為に、無料で使える試験方法です。  それで、会社の900点にも及ぶレザーの1000回吹付けオンリーと500回吹付け&ふき取りを慣行です。 会社の部下数名とアルバイト3人で、半年かけて2度行いました。 お金も凄いかかってるなっ(汗)。 結果はぐりぐりの丸で、まったく硬化しませんでした。 これだけやって、成果が出ちゃうと、自信つきますね。 耐アルコールが売れなくなるなーって心配もありますが、それは、専門で作ってますから、アルコールにどっぷりつけても効果ありますから、差別化はできています。  SincolブランドのFurnishingLeatherは全部、準耐アルコール仕様(一般使用では問題ない!)になりました。 他所で、こんなハードな試験するのかなー。 スプレーを押し続けるマメができますよ。

引っ越ししました。

 個人でレンタルサーバーを借りて、引っ越ししました。 結構、お金が掛かりますが、HPの自由度が増すので決意。 より、知識重視にしています。  張替えてんやわんや というブログ名です。 https://sya-cho.blog/ 是非、引き続きご愛好をお願いします。