我が家のソファは実験中。 10年前に作ったソフトレザー(ポリウリタン樹脂のレザーで、業界の定義では合成皮革)のソファを7年使い続け、加水分解することなく、相変わらず良い質感。 シンコーのレザーは、樹脂の開発をすると、必ず自分で何年も使ってみて、それから商品化をしてきています。 我々には当然であっても、他社の色だけ付けて買ってきて売るだけのような代物と一緒にされるのは迷惑ですね。 同業とも言い難いレベルですよ。 業界しっているだけに。 試験機を自慢する小メーカーさんも、我々とのレベル差が激しいのは承知しています。 樹脂分析器で、いちいち分析している人なんて私くらいしかいません。
我が家で10年物のソフトレザーがなんともないことを受けて、ネオスムースでの同タイプの樹脂に変更しています。 表皮材だけでも、海外から安く買いたたく、粗悪品とは雲泥の差です。 この世界トップレベルでこの値段、安いとしか思えませんが、シンコーの張材を使っているという宣伝をしてくれる椅子屋さんやブランドメーカーさんが居ません。 ヨーロッパ製のブランド生地ですというのは一生懸命にしていますが、私からみたら、商品自体にそこまでの価値はありません。
そんな我が家の試験中のソファですが、それでも、座り心地は悪くなっています。 そう、中のウレタンがヘタル方が早いわけです。 シンコーのレザーやソフトレザーは十年単位で持つので、まぎれもなく世界一と言われる一方で、でもウレタンがヘタルのが早いからねと、私が携わってからだけでも、26-7年も言われ続けています。 その当時よりも、更にPVCレザーもPUレザーもソフトレザーも進化させましたから、もっと丈夫ですからへたりとのスピード差はどんどん開く。
海外のウレタンのへたりも早すぎて驚いていますが、日本製であってもウレタンを25㎝以上も載せた様なソファはダメですね。 やはりバネ材の上に薄いウレタンチップをのせ、その上にスラブウレタン、樹脂綿は最低基準でしょうか。 15万円を超すソファであれば、へたり対策してないと価値がありません。 お値段以上が優先され、見てくれ時代といわれてますが、ユーザーの立場で本当に重要なのは何時までも座り心地が良いこと。 バネ材も海外製はへたりが早いので、やっぱり日本の老舗ブランド品はしっかりしているなという感想です。
今は、プラスチックラバーを使うことで、へたりを改善するよう、新素材のクッションを試行錯誤しています。 試作を重ねていますので、来年の2月には販売ができると思います。
椅子資材開発30年、日本一の椅子資材を開発する部隊の指揮者が、すわる、ねるの2つの姿勢を通して、商いの目で様々な出来事をつづる、思いあるブログ いすのことなら 椅子の張替えの話題や新規の案件、レザーとは、テキスタイルとは、椅子とは、すわるとは、ねるとは、様々な話題で楽しめます。 あしたは晴れかな曇りかな。
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