2018年1月発刊の椅子張り用 新レザーサンプル帳 Furnishing Leather 18-21
新商品開発 クロコ・ドルチェ について
大ヒット商品のドルチェ・マキシマの後継です。 ドルチェは、不甲斐ない事に、企画段階で拘り過ぎて、製造が難しかったに尽きます。 一つは、伸びる人工皮革を作るむずかしさ。 表面よりも裏です。 ポリエステルの親戚にあたるPBT繊維を採用し、ウォータージェットという織機で超高速で織るのです。 ウォータージェットとは、横糸を端から端まで飛ばして経糸に貫通させるのですが、水鉄砲を糸と一緒に撃って、飛ばすわけですね。 水でぬれると強くなる繊維、つまり綿には良い織機です。 熱ももたず、高速でも切れにくい。 勿論、ポリエステルでも静電気が起こりにくいので高速でも絡まず綺麗に織れます。 問題は、糸が太いことと、高速すぎて、大量生産すぎること。 さらに、起毛して毛を整えるためにカットしますが、この時は乾燥しているので静電気が発生し、見えないレベルの繊維のクズが起毛面に付着してしまいとれません。 これがレザーに移って、表面が小さな毛だらけになる。 色が茶と黒ですから見えてしまうのです。 作っても作ってもNGで、何時までに欲しいというお客さんの要望に対し、納期が出せなくなってしまいました。
後継で新商品のクロコ・ドルチェは、伸びる人工皮革をやめ、従来の織物基布に換えました。 デリバリーを重視したのです。 一方で、顔については拘り、細部が判る細かいプリントを重ねています。 単純なクロコと違い、日本人が気が付く細部の違い、深い色が楽しめるわけですね。 別注色対応を載せたのは、クロコでは別注色の要望が多いからですね。 出来ますか出来ませんかの対応が大変です。 試験的に、別注対応化をしました。
椅子資材開発30年、日本一の椅子資材を開発する部隊の指揮者が、すわる、ねるの2つの姿勢を通して、商いの目で様々な出来事をつづる、思いあるブログ いすのことなら 椅子の張替えの話題や新規の案件、レザーとは、テキスタイルとは、椅子とは、すわるとは、ねるとは、様々な話題で楽しめます。 あしたは晴れかな曇りかな。
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