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2023年9月9日土曜日

ラバンダチェック テキスタイル紹介

ラバンダチェックは、SINCOL 椅子張りサンプル帳の前ページにあるシモーヌと同じ、高級なウールを30%使用した梳毛糸を使用しています。 ISLIFEブランドでは、業務用家具で採用が多い、同じ糸を使用したラバンダという平織商品があり、その綾織りバージョンがシモーヌ、チェックバージョンがラバンダチェックという関係です。 

兄弟で言えば、長男がラバンダ、次男がシモーヌ、三男がラバンダチェック。
どれも、SINCOL Challange Program (可能な限り30年間廃番にしない)の商品です。

ウール&アクリルの構成により、カジュアルでも高級な顔をしています。 
クッションでも、ひざ掛けでもコーディネートできるように考えています。
価格は、思い入れで、ムリに安く設定しましたが、もっと良い素材で椅子を張って、海外で評価されてもらたと考えてのこと。 年がら年中安いのを持ってこいと言われ続けてデフレ30年。 未だ、安いの持ってこいという。 是非ではなく、良い物使う時代に変わって欲しい、世界で通用して欲しいという思い。

実際、お客様のところでは、いい表面材を使用して日本製家具を海外で売るぞ!という経営や、企画やデザイン部の声がありますが、ならばと購買や調達へ行けば、常に価格を抑えて材料仕入、材料構成してしまう習慣で、何処でもあるような価格優先のポリエステルの採用。 そのまま海外へ持っていくと、とても貧弱な椅子に見えることが多い。 極端に本革でという流れになって、これまた、日本らしくない方向へ。 もっと素材感を活かして、倍の価格で売れるのですから、顔となる表面材にお金をかけて欲しいと常々思っています。

ラバンダチェックの写真は、若手がカジュアルな色を選定して撮影。 50の半ばに近づいている私には、その色で大丈夫?と思ってしまいましたが、任せた以上は黙って見守るだけ。
ラバンダチェックの試作中は、サンプル帳の写真は、シックな色で、カジュアルなカフェをシチュエーションにして、構図を作るかなと思っていました。 お客さんが一番使い道を知っているので、市場に任せたいと思います。 何せ、30年掲載していく商品ですからね。

ラバンダチェック デジタルカタログリンク



2023年9月8日金曜日

シモーヌ 椅子張り商品の紹介

シモーヌのカタログページは、ダークグレーの台紙を使用しています。
繊維でウールなどの毛を扱うときは、ウールの繊維の質、撚糸の状態等の品質を確認するため、飛び出ている毛が見えやすい黒や濃グレーの台紙を使って、品定めや値決めをするのが一般的です。 

ウールを扱う業者なら、あたり前と言えば、あたり前ですが、意外にその理由を言うと驚かれたり、特許もないのに俺が発明したんだと言い張る人や、それを信じてしまう職人さんまでいるくらい。 ある業界で当たり前は、他の業界の当たり前と違いますね。

下記を見てもらうと、シロ台紙です。 これは、デジタルカタログの新機能として、PDFの様に使うのではなく、専用ページを作成して、A3印刷してもらえば、そのまま簡易プレゼンできるようにしているため。 そのリンクを貼っておきます。 シンコール | デジタルカタログ|椅子張 | FURNISHING TEXTILE 2023~ (sincol-group.jp)

 


話はそれましたが、前のブログで取り上げたベリーニで説明したように、アクリルは発色ン優れ、この商品では70%使用していますので、とても発色が良いです。 

何より、繊維長の長いウール(高品質の証)を使用して、巻き付ける様に撚糸をした糸を30%も使用していますので、チクチクしません。 私の奥さんは、チクチクアレルギーで、肌が赤くなってしまいますから、おもてなしに使う椅子、業務用の椅子は、チクチクしない高品質なウールで、かつ、撚糸の工夫が必須です。

このような繊維長の長い毛を巻き付ける様に撚糸する糸を、梳毛(そもう)糸と呼びます。 漢字の通り、クシでとかして繊維方向を整えてから撚糸する方法で、スーツ地などで好んで使われている撚糸です。 ウールの毛は、繊維長が長いほど、ツヤがあり、しなやかで、短いのと比べて高級です。 ウールは、うろこがあり、湿度でそのうろこが開閉、温度調整をする役割を持っています。 羊の進化は毛にありで、凄いですね。 座っていて蒸れないなどの効果も期待できます。 夏でもウールがあるのは、こういう自然機能があるからですね。

右肩あがりの正当綾織り組織にしており、ボリュームも感じられるでしょうから、かなり椅子のグレードを上げてくれます。 価格は、高級ウールを使いながら、値上の世の中、人件費、運賃高騰という中で、大分頑張らさせて頂きました。 他にも商品が沢山あるのですが、日本中を弊社のウール&アクリル織物で埋め尽くして、レザーばかりの椅子よりも、ウール織物を椅子に張る良さを知ってもらいたく、安価にしています。 私の意地だけのプライシングです。

シモーヌの名前の由来? 私のネーミングは、半分ふざけているように思われていますが、”へえ~、意外だった”という声を聴くこともありますから、出来るだけ書くようにしています。 英語表記で、Simone。 コケティッシュな音ごこちですが、分解すると、SIM・ONE。 Sincol's Ideal Memorable One シンコールの理想的に思い出となる逸品。

ウールの撚糸は、この梳毛の他、紡毛(ぼうもう)糸という物があり、こちらは、繊維長の短い毛を方向性を整えず、荒っぽく撚糸し、嵩高(同じ毛の分量でもボリューム感がでる)で、空気層を含むので、温かく、ツイードジャケットに使用されます。 日本人は、紡毛のチクチクが苦手な人が多く、肌が赤くなる、アレルギー反応のように痒くなるなどで、あまり向いていません。 弊社の資料ですと、昭和50年にはウール&アクリルの紡毛の平織の設計、加工指示が残っていますので、ウール&アクリルツイードとして市場に出ていたと思われます。 そうそう、写真撮りをすると、発色がさえ、人が良いなと思う輝きをあることを付け加えておきます。

2023年9月6日水曜日

ベリーニ Sincol 椅子生地の紹介



アクリルが椅子張り向きの化学繊維と言われる所以は、ウールを模した化繊であること。 故に、短繊維が普通で、長繊維のアクリルは可也珍しい。 当社においてもアクリル=短繊維でありますし、一般論でそう結論して外れません。

ベリーニは、厚みを感じるザックリとした糸が織りなす柄で、薄い背や座でも、椅子のデザイナーが意図したデザインに近づけてくれます。 

カチオン染料で染め上げ、とても発色が良く、ポリエステルの様に色が沈まない特性がある。 今は椅子張り専用にひいた国産のアクリルはなくなり、ポリエステルを使わざるを得ないのが現状であるが、この商品はアクリルも使用している。

今回のサンプル帳は、廃番ロスをなくすためのスタンダード品づくりというテーマがあり、どうしても鮮やかに映えるアクリル繊維を入れたかった。
丈夫であること、多色にしても飽きないこと、何よりも椅子に張ったら初めて、2倍、3倍と椅子を引き立てる良質な椅子張り企画をしないとならなかった。

50色以上の最終候補から実際に板に張って38色を選び、多くの椅子張り職人に張ってもらい、アクリルの本質を改めて理解してもらえると嬉しい。 尚、アクリルを使用するにあたっては、今や高級素材。 高額でもあり41%を入れることした。 残りはポリエステルだが、上手にマッチングさせて、20%を越える値上がりがあっても、上代で4900円/mと可也安く抑えることができた。

椅子の形状は起伏やカーブ、立体が強いフォルム。 椅子に張ってこその商品、それがシンコールのベリーニです。 エコテックス認証工場でOEM製造したエコテックス商品であります。

コロナ禍の値上前の上代相当なら、3,000円台であるが、その時はその時で、その価格では難しかっただろう。 運賃や包装紙も凄い値上。 値上どころか、もう荷物は要らないからと運送会社にお断りされる位、信用取引が崩壊するような言葉が飛び交う。 本当に、可哀そうな業者だとして、国が応援するような態度の業者だろうか。 現実どれだけ強気な営業をしているか監督官庁に確認してもらいたい。

デジタルカタログはこちら
https://www.sincol-group.jp/digitalcatalog/textile2023/#page12
 



2023年8月15日火曜日

ファニシングテキスタイル 2023

 大きな変化を成し遂げた SINCOL Furnishing Textile
商品の紹介をしながら、開発背景や使い勝手など感じることを書いていきますので、プロの方のみではなく、家具や素材の勉強中の方も継続して読んで、レベルアップに繋げて頂けたら嬉しいですね。



表紙の和風仕立ての朝顔、コロナ禍で早く帰宅するようになって、庭をみると、此れまでに見たこともない大きな大きな青い朝顔が、椿の垣根を覆っていまた。 文字通り、全部をカバーして椿の光合成を阻害しています。
一念奮起して、農作業服に着替えて、朝顔をのけようとするのですが、蔓が太くて引っ張った位ではビクともしません。
鎌を使って根本から駆除していくのですが、その数やもの凄い。 取り除くと1メートル四方腰の高さまで積もりました。 それが、2週間もすると、又、釜の切り口から伸びて、再び椿を覆っていきます。 今では、その朝顔と戦う夏の風物詩に。 朝顔を文献で調べるとアフリカの植物だそうで、葉っぱが顔の大きさ、花はひまわり位に大きいという特徴にぴったり。 どうやら、自生化しているようでした。

邪魔でもありながら、その生命力に、コロナ禍で疲れた暗い心に光がさした思いで、朝顔を表紙に使うことにしました。 葉が金色に変わっていく様を表していて、朝顔の花がどのように咲くかは、市場が決めるだろう思います。 海外製や国内のモノを物性試験して、データをとっていますが、明らかに価格、品質で圧倒的な差になっています。 長く使えるテーマに沿っていて、それこそがエコです。 どんなに環境投資していても、使い捨ての商品を販売している会社がエコだと謡える世の中の矛盾を横目に、まじめな商品開発、維持をしています。 尚、色は、使っていく内に汚れてしまうので、色のトーンは落としています。 色のトーンを落としても、長く使えるという利点が金色に輝いていることの方が大事でしょう。

https://www.sincol-group.jp/digitalcatalog/textile2023/#page1

2021年2月10日水曜日

テイラー  TAYLOR (新サンプル帳商品)

 テイラーへの4Way アクセス:

張地サンプル帳 P5、写真カタログP51、ウェブカタログ、Alexa アプリのスキル、シンコーレザー検索で、8017と言う。 スマホなら、QRコードから、投稿された使用例も見られますよ。



環境対応で、準耐アルコール、耐次亜塩素酸、防汚、Ag抗菌、難燃と機能も抜群ですが、

環というコンセプトで、一つ一つの輪と其の中に、別々の物語をデザイン。 計算し尽くしたように配置された、偶然の小宇宙です。 2版プリントの大柄では難しいリミットの中で、楽しめるものになりました。 高貴な雰囲気、墨の悪戯。 薄くなってしまうのが難しさだが、モノトーン調で大柄でも目立たなく、誰もやらない柄構成なので取り組めてよかった。 思い切った表現でもある中で、海外織物が好まれていた用途に日本製のレザーを使って欲しいです。

構図が大胆です。 作業者の手にかかると、直ぐに、落ち着いた意匠に戻ってしまい、都度、思い切れという指示を何度も出しています。 環の中の柄、外の柄、それら自体はサブの主張すらしない落ち着いたものです。 環の大きさや色の濃度で、皆の考えるこの位で落ち着かせるという、反射神経的なリミット(工業デザイン的な)を外す、大胆で且つオーバーリミットな意図に、影響を与える大きな役割を持った柄でもありました。

大きなソファーに耐えられるレザー柄であると同時に、60㎝のボックス椅子でも連なると、同じような効果が得られます。 沢山の実例が、この商品を育てていくと思います。



2021年2月2日火曜日

La Bandaに続き、Wool混の平織り開発!!

 写真は出せませんが、新しい平織り、ウール混の商品の試作完了しました。 La Bandaは、シンコールブランドのナナコ織をウール混バージョンにしたシリーズでいえば、リバイバルでありますが、今回も同時期かそれより以前のサンプル帳に乗っている平織りの商品を、更に糸量を増やして、137㎝の巾広にして販売。 30-40年前よりも大型化している日本人の体格に合った椅子には、当たり前に欲しかった巾という機能ですね。 勿論、滑脱はしない最新のコーティング方法を採用しています。 そのおかげで、今までにミシンの上下強さを調整できるベテランでないと扱いが難しかった縫製作業の下準備に気を取られ過ぎずに加工できます!

幾つか、椅子に張ってから破れやピリングが起きないか、弊社ならではの椅子にしての試験が残っていますが、終われば後は2021年度の椅子のサンプル帳に採用をしてもらうタイミングで紹介していくだけになります。 コストは、La Banda同様、海外から椅子が安く入ってきて、お困りの皆さまが、これなら戦う、事業を継続する!と勇気づく価格で納めるつもりです。

第2弾の他、第3弾、第4弾と、開発に思いっきり投資して準備しております! 
尚、ネーミングは、フランスの地方語から付けるつもりで、選定しています。 お楽しみに!!

2021年2月1日月曜日

ミッシェル  Michelle (新サンプル帳商品)

ミッシェルへの4Way アクセス:
張地サンプル帳 P5、写真カタログP50、ウェブカタログ、Alexa アプリのスキル、シンコーレザー検索で、8014と言う。 スマホなら、QRコードから、投稿された使用例も見られますよ。


私のプリント手法は、薄い色を重ねて一つの色容をつくる無駄の多い製造工程。 工場泣かせの面倒な方法を用いています。 この柄の場合、特にハイブランドに使えることを前提に書き出したアイデアが元になっていますので、手間のかけ具合が其のまま表情にでるので、製造工程をイメージしてデザインを完成させる必要があります。 歴史的に、椅子張りレザーのデザインの変化をたどると、私のプリント手法により、PVCレザーの柄物のリアリティーや、バラエティー化に革命的な変化が起こったと言っても過言ではありません。 それまでのレザープリントは、ビニールなんだから、偽物の本革なんだから、化学工場商品だからという空気があって、柄のハンコを押すような仕上りが殆どです。 

デジタルにならない手わざ的な表現と、マスターデザインを一から作るのは難しいのです。ベース地の上のプリント線が真っすぐから馴染む線や活きた線に代わる。 目の奥をえぐる、心を揺さぶる深みが出る。 最新のデジタルプリントと比較して、明らかにこの独自ブリント法が勝る。 ミッシェルは、いつもなら4版を使う所、少ないプリント版で表現しようと、マスターデザイン段階で幾度も失敗を重ねながら試みたもので、何版使ったのか分かりにくい。そこが知恵の塊です。

一度に色々なラインを表現するアイデアは、初めての思い付きであり試みで、現物が上がるまでは緊張ある企画でした。 実は、この柄は、内部デザイナーと外部デザイナーに別々にオーダーした柄を、内部で一つのデザインに仕上げたモノ。 1人のデザイナーだと、版を意識してしまい、リピートの作り方が画一的になり、揺らぎがでません。 実は、ベースのダイヤ柄と上の丸い柄のリピートが異なるのです。 それで一つに纏めるのは大変な作業ですが、内部デザイナーが苦労の末に達成してくれました。 まさにチーム戦の逸品です。



2021年1月29日金曜日

エンゾウ Enzou (新サンプル帳商品)

 エンゾウへの4way アクセス: 張地サンプル帳 P5、写真カタログ P49、ウェブサンプル帳 https://sincol-group.jp/digitalcatalog/leather2021/#page52 Alexa skill シンコーレザー検索 で、8009と聞く




美眼、沈黙の喝采 写真カタログに載せた、私の小さなコメントに、この商品の全てを凝縮させました。 美眼は、Begun 始まっているに掛けています。 目が美しいのではなく、美しさを捉える行為を指しています。 喝采は、昭和歌謡から取ったわけではありませんが、心で見るものの喝采は沈黙だからこそ、評価の上を行く称賛な気がします。

私は、美眼を鍛える為に、取材を重ねていきますが、其の中でも京都には年数回訪れています。 正確には、美眼は悪い物を見すぎると衰えますから、維持の為の訪問とでも言いましょうか。 昔の良さを一度にたくさん見れる近くの場所はそんなに多くありません。 新名神道路のおかげで、2時間で京都ですから、普段通りに出発しても8時頃には京都入りです。 ですが、結構な時間とお金を掛けて磨いているのは事実でしょう。

エンゾウは、私の勧めで、息子が京都で学生になり、京都に行く機会が倍に増えて出来たデザインです。 京都へ行くと、一人寄り道をして、古い建物をめぐる。 結構、竹を上手に取り入れているんです。 今回のデザインは、竹刀くらいの幅の竹で組んだ窓やザルを基に、デザイン画をつくり、そこに手で線を直し、かなり縮小して図案にしたもの。 工場では、プリントのリピートづくりで苦労してくれているが、最終的に良いデザインに収まっています。 色については、今までに取り上げていない、洋式で彩色されたモノが古くなった色を参考にしています。

デザインを活かす特徴は色です。 我々のデザインから始まる思考では思いもよらない色をテーマに、和の要素の強さを和らげることに努力しています。 もっとボケた色がマッチするのですが、椅子にするとデザインが勝ちすぎてしまいます。 色の組み合わせは、過去の複数のヨーロッパの美術館の取材をもとに作ったアイデアです。

椅子張りは、テキスタイルでもレザーでも、単体の完成度は重要ではなく、椅子になって活かすことが大切、それが私の考える椅子張り。 インテリアの考えと私の考えが平行線をたどる要因の、人そのものの思想の部分、人間臭い部分です。 化学的な資材の色の場合、金太郎飴的にアプローチすると無機質になり何の魅力も感じないのです。 化学材料であるならば、揺らぐロット違いが出るデザイン、作り方の方が素晴らしいのです。 

学生時代に京都で生活をしていたら、もっと洗練された目が作れたと後悔していますが、息子を見ると何処でも出来るような生活しかしていません。 無頓着を否定し、良い物を作る、それを評価して気概を持って売る、これが本物ではないかと考えています。

竹ですが、モダンデザインで採用され始めてもう20年以上でしょうか。 最初は際物でしたが、今は普通に使われる材料の一つです。 竹は同じものがない。 節の向きや凹凸の大きさ、色艶、同じ年に取れたと言っても違う、個性の強いものです。 エンゾウでは、割いた時のささくれ、バリをそのまま描いています。 寧ろ、手を加えました。 
エンゾウのネーミングは圓窓から。 テキスタイル調ではなく、竹組であるところ、驚いている人が数名いました。 Ag+抗菌、次亜塩素酸で拭き取りでき、アルコールでも拭ける。更に防汚機能も付け、環境対応のRoHS2、難燃までつけて、1m 2900円。 輸入業者が、このレザーをヨーロッパだけで売っていたとしたら輸入してきて、15000円の値段で売ると思います。 見てると、大体上代の5倍売りですからね。 柄合わせの取り回しも良いので、きっと、沢山売れるレザーになるでしょう。

2021年1月28日木曜日

デイタラ Deitara(新サンプル帳商品)

4方向のアクセス: 張地サンプル帳P4、写真カタログP48、ウェブサンプル帳 https://sincol-group.jp/digitalcatalog/leather2021/#page52、Alexa スキル シンコーレザー検索にて、8007と言ってください。 Alexa アプリは、iPhoneもAndroid、WindowsにもインストールできるAIです。

壁に向かって座り、自分と何時間も向き合って、そこから出てくる感情を観察すると、ソクラテスの姿を借りて、プラトンが言った“アイコン”みたいな存在を、レザーで表現しきれていないことに気が付きます。 レザーになっていないデザインがまだ沢山あることに驚愕し、一つ一つ、それらを具現化する宿命のようなものだと悟ります。 このデイタラは、琳派に着眼したデザイン。 琳派は、俵屋宗達の風神雷神を、その100年後に尾形光琳がブラッシュアップさせたのが代表例。 一説によると、光琳は金箔を貼らずに金箔を描くことに美の深さを感じていたと。 実際に、画によっては金箔が貼られていなかった。 調べるまで、誰も気が付かない。 まさに、光琳の美、全て絵で表現するから絵だ、という思想が成功していたわけです。 

企画は、当然、椅子用のレザーなので、風神雷神を描くわけではない。 寧ろ、風神雷神が暴れまわる舞台を表現しようと、漆が数百年を経て金箔・銀箔の表面に出てきて滲ませる様な表現をプリントで模索してきた。 それこそ、表現方法が見つかるまで、何か月も何枚も書き続けて。 見つかっても、わび、さびが出てしまう。 そうならないよう注意しながら書き起こしたイメージを、最終的にチームで仕上げてくれた逸品。 風神雷神が天候をどんどん変えるように、移り行く心情が見えたら、この商品の成功といえる。

ほんの少し前まで、和風レザーと言えば、お蕎麦屋さん御用達のかすり調レザー(弊社商品例ではカスリ)、座布団の様な市松模様(弊社商品例ではフィオレッティなど)。 

デイタラは、琳派の金箔を貼った、又は金箔を描いた屏風の表現からインスパイアされているので元柄が和風か。 洋風に和風の琴線を取り入れて、マニエラなど作ったので、洋風という言い方も古すぎる。 それに、インテリア業界でいう洋物が良いモノみたいな、輸入業者の大幅な利幅で儲けてるのは、ネット時代に大きな疑問だから、洋風という表現はやめにしたい。

伊東若冲や尾形光琳などの、斬新な日本画を自身のテーマとしてみてきて、自分なりに消化したエッセンスをベルサイユなどのレザーに取り入れている。 令和第一弾のレザー企画では、過去、温めながら手を付けていないアプローチに専念。 コロナ禍で時間が余分にあったのも専念しようと思った切っ掛け。 この時代でないと出来ないレザーが沢山生まれた。 

織物調デザインを増やして欲しいと、営業の要望書に散見していた。 自身では、マニエラ他、マダマダ売りきっていないと思っている。 マニエラに飽きた様な話をするお客さんが居るが、まだまだ、マニエラがLEDにあたる角度で表情を変えてくるのを使いこなしてくれていない。 光と影を活かしたステッチと背の巾など工夫がマダマダできる。 今の使われ方であれば、現状の織物ライクなレザー商品群で、色を増やして、使う対象をチューンナップすれば、十分こたえられる。 そうした提案で倍の数を売るのが営業の仕事だと思う。 先ず既存品のPRをし直し、ライバルと真っ向勝負して、シンコーの営業の強さを鍛えなおさないとならない。 レリゴールやボンボーン、スタイリスなど多くの織物調で、更に手を加えてみたので確認して貰えると、その意味が分かる筈です。 

細かい変更が彼方此方に施してある。 普段、色違いだと文句を言う人程、意図的に琴線の深さを増したことは気が付かない。 寧ろ、デザインしている人たちから、更に良くなってる気がするけどなんで?と言われるが、本質を見ているのはArtの人たち。 今はまさに、バルミューダなど、Artの人たちの時代に変わっている最中だから、本当は細かい変更に気が付いて欲しい。 是非、このデイタラを張って、じっと眺めて絵の具の雫が1滴垂れる様子を想像して欲しい。 きっと禅問答のような答えが返ってくる。 躍動するのはプリントされた絵ではなく、モノを作る技術にあると。

2021年1月26日火曜日

新レザーサンプル帳 モリーナ

PVCレザー、ヌバック調の新商品モリーナの紹介です。

参照には、4つのルート: *携帯電話にAlexaのAIアプリを入れると、一番便利です。
張地サンプル帳のP4 / 写真カタログのP46 / モリーナ電子カタログ / Alexaアプリのスキル レザー検索で、8004と言ってください

親父が買い与えてくれた中で、一番の思い出が野球のグローブ。 初代戦隊モノ、ゴレンジャーの青レンジャーが好きだったからか、当時は珍しい青色のグローブだった。 其の時の真新しい皮革の匂いは今でも思い出します。 小さい時に買ってもらったから、高学年用の2/3しかない小さいグローブだけれども、小学生の間は使いとおした。  このレザーはその思い出の感触に近づけようと作り込まれている。 作っている機械は古いままで変わらないけれど、此処まで上手に表現できるまでに何年かかっただろうか。  ちなみに、高野連では青いグローブは禁止なんだとか。 ハーフやクオーターが当たり前の、ダイバーシティ社会が重要と言いながら、髪は黒に染めろ見たな馬鹿げた校則問題と一緒です、底辺のメンタリティーの問題ではなく、発展できないという問題です。 デザイン業界が海外に劣っているわけではなく、保守的思考が遅れているように思わせているのが現実。 もっと、芸術が爆発して欲しい。

グローブの中でも、魅力を感じるのがキャッチャーミット。 現代技術なら耐衝撃ゲルを入れる、弾性糸のメッシュで止めるなど、薄く出来ると思うが、変わらぬフォームは、その音にあると思う。 パスンッと収まった時のキレの良さ、音が想像できれるものは一流品の共通事項ですね。 シンコーの作るレザーが革新的なのは、見た目の偽物を作っているわけではなく、感性を引き出していくこと。 自分で言ってますが、、、。

商品名のモリーナは、メジャーリーグ最高の捕手、愛称ヤディで知られる、ヤディアー・モリーナ選手から。ロケットランチャーと呼ばれる強肩で、セントレア・カージナルスのフランチャイズ一筋プレーヤー。 日本の野球は、30年以上も見てませんが、母校のある本拠地、ボストン・レッドソックスのファンのままです。

皮革の表面を削ったようなヌバック調のPVC自体、25年近く追いかけてきた企画です。 いつも表現しきれず商品化をしてきませんでした。 同業他社の似た様なものが評価を受けたと聞いても、この程度ならいつでも商品化できるわいっ!と無視してきた年月です。 売れる物をやるという姿勢では、売れなくなればやらないに直結。 そういう生業では、同業の様に倒産してしまったでしょう。 今回は、ヌバックまでは行きませんが、グローブ革の表現がやっとでき商品化です。 本物では汚れたり、手垢がつくのですが、誰もが座る椅子。 清潔度を保ちながらなので、PVCで表現するのが一番です。 137㎝巾で、大きな椅子も無駄なく張れるレザー。 RoHS2の環境対応! 凄いですね。 更に、耐アルコールと次亜塩素酸でのふき取りもOKだからウィルス対策にも安心。 難燃までついて、1m 3,800円と、価格も喜んでもらえます。

ファブリック用のバリケード試用ミニボトル販売開始! 抗菌、抗カビ、抗ウィルス

 昨年、2020年の6月に、新たに弊社傘下に入った、プライムエナテックジャパン(株)。
メイン商材、AGF-12(アルミの5層シートによる反射断熱材)を、壁の内側周りにタッカーで貼り付け、その間の空気層が断熱材の役割をして、高度な断熱を達成します。
グラスウールやウレタン断熱と違い、大工仕事の延長で、ハサミとタッカーで施工でき、運搬もロール状でコンパクトで早く運べ、防護服のような恰好も不要。
というわけで、屋根や省エネホーム、省エネ商業施設の他、冷蔵倉庫やボイラー室の結露によるカビや菌類を解決する商材として、大変高い評価を得ています。

特に、冷蔵倉庫やボイラー室で、困っていると相談を受けるのですが、既に発生してしまっているカビです。 食品を扱う場所のカビは、浮遊するし、カビも自由に活動しているなら、菌類も同様に気になる所。 AGF-12又はAGF-6(ウレタンサンドイッチ型)を使用して頂ければ、カビの発生は他の断熱材と違って、粗、心配ないのですが、既に出ているカビは除去しても、又、発生しやすい。 酒蔵でいる麹菌が住み着いている様なものです。 

そこで、プライムエナテックジャパン(株)では、食品を扱う、お客さんをお迎えする温泉など、2度と発生してはならない施設向けに、強力なプロ用の抗カビ抗菌剤も販売しています。 プロ用ですので、お風呂にコーティングしたら、数年はピンク菌も出ない位強いものです。 防止するようなものは、成分が弱く、少なく、リピート買いを促す設計ですから安いのですが、此方は、強い成分で濃度も高く、原材料がすこぶる高い。

この原材料、実は抗ウィルスとしても、凄く優秀で、プロ用途で流通が少なく、さらに高価なために市販品には粗採用されません。 採用されていても、濃度が全然無い。 危険だから濃度を下げているのではなく、コストの問題で下げているわけです。 我々程度の濃度では、人体には、問題ない材料です。 シンコー社内では、コロナ対策としてこれを使用しており、朝一度、手に付ければ一日中抗ウィルス作用がでます。 アルコール消毒では数分後に菌類が増殖してしまい、とてもで長時間の期待ができません。 何かを触れる度に消毒が必要なのです。 このコート剤タイプでは、メラミン天板などに付けたら、数年大丈夫。 壁紙なら5年くらいは効果が落ちません。 

社内で1年つかって、手は荒れないし、あか切れもしない。 すこぶる良いので、プライムエナテックジャパン(株)とシンコー㈱とIDC㈱にて、抗ウィルス剤として、販売を開始しています。 原液での提供では既に、業務用OEMで大手企業に購入頂いておりますが、一般ユーザーや椅子製造業の方にも、布張りの椅子を手軽に抗ウィルスにできるよう、とりあえず、ミニボトルで販売し始めました。 リピートは、14ℓくらいで購入いただくか、新しいボトルサイズを開発するかご要望次第で決めたいと思っています。 *大手企業さんでは、商品名は各社のオリジナルとなっています。

商品名は、バリケードファブリック  担当事業部は、新規事業部 伊藤部長です。

下は、未決定のボックス(コート剤)とスプレーラベル(ファブリック)です。



引っ越ししました。

 個人でレンタルサーバーを借りて、引っ越ししました。 結構、お金が掛かりますが、HPの自由度が増すので決意。 より、知識重視にしています。  張替えてんやわんや というブログ名です。 https://sya-cho.blog/ 是非、引き続きご愛好をお願いします。