ラバンダチェックは、SINCOL 椅子張りサンプル帳の前ページにあるシモーヌと同じ、高級なウールを30%使用した梳毛糸を使用しています。 ISLIFEブランドでは、業務用家具で採用が多い、同じ糸を使用したラバンダという平織商品があり、その綾織りバージョンがシモーヌ、チェックバージョンがラバンダチェックという関係です。
兄弟で言えば、長男がラバンダ、次男がシモーヌ、三男がラバンダチェック。
どれも、SINCOL Challange Program (可能な限り30年間廃番にしない)の商品です。
ウール&アクリルの構成により、カジュアルでも高級な顔をしています。
クッションでも、ひざ掛けでもコーディネートできるように考えています。
価格は、思い入れで、ムリに安く設定しましたが、もっと良い素材で椅子を張って、海外で評価されてもらたと考えてのこと。 年がら年中安いのを持ってこいと言われ続けてデフレ30年。 未だ、安いの持ってこいという。 是非ではなく、良い物使う時代に変わって欲しい、世界で通用して欲しいという思い。
実際、お客様のところでは、いい表面材を使用して日本製家具を海外で売るぞ!という経営や、企画やデザイン部の声がありますが、ならばと購買や調達へ行けば、常に価格を抑えて材料仕入、材料構成してしまう習慣で、何処でもあるような価格優先のポリエステルの採用。 そのまま海外へ持っていくと、とても貧弱な椅子に見えることが多い。 極端に本革でという流れになって、これまた、日本らしくない方向へ。 もっと素材感を活かして、倍の価格で売れるのですから、顔となる表面材にお金をかけて欲しいと常々思っています。
ラバンダチェックの写真は、若手がカジュアルな色を選定して撮影。 50の半ばに近づいている私には、その色で大丈夫?と思ってしまいましたが、任せた以上は黙って見守るだけ。
ラバンダチェックの試作中は、サンプル帳の写真は、シックな色で、カジュアルなカフェをシチュエーションにして、構図を作るかなと思っていました。 お客さんが一番使い道を知っているので、市場に任せたいと思います。 何せ、30年掲載していく商品ですからね。
ラバンダチェック デジタルカタログリンク
椅子資材開発30年、日本一の椅子資材を開発する部隊の指揮者が、すわる、ねるの2つの姿勢を通して、商いの目で様々な出来事をつづる、思いあるブログ いすのことなら 椅子の張替えの話題や新規の案件、レザーとは、テキスタイルとは、椅子とは、すわるとは、ねるとは、様々な話題で楽しめます。 あしたは晴れかな曇りかな。
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2023年9月9日土曜日
ラバンダチェック テキスタイル紹介
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