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2021年2月1日月曜日

ミッシェル  Michelle (新サンプル帳商品)

ミッシェルへの4Way アクセス:
張地サンプル帳 P5、写真カタログP50、ウェブカタログ、Alexa アプリのスキル、シンコーレザー検索で、8014と言う。 スマホなら、QRコードから、投稿された使用例も見られますよ。


私のプリント手法は、薄い色を重ねて一つの色容をつくる無駄の多い製造工程。 工場泣かせの面倒な方法を用いています。 この柄の場合、特にハイブランドに使えることを前提に書き出したアイデアが元になっていますので、手間のかけ具合が其のまま表情にでるので、製造工程をイメージしてデザインを完成させる必要があります。 歴史的に、椅子張りレザーのデザインの変化をたどると、私のプリント手法により、PVCレザーの柄物のリアリティーや、バラエティー化に革命的な変化が起こったと言っても過言ではありません。 それまでのレザープリントは、ビニールなんだから、偽物の本革なんだから、化学工場商品だからという空気があって、柄のハンコを押すような仕上りが殆どです。 

デジタルにならない手わざ的な表現と、マスターデザインを一から作るのは難しいのです。ベース地の上のプリント線が真っすぐから馴染む線や活きた線に代わる。 目の奥をえぐる、心を揺さぶる深みが出る。 最新のデジタルプリントと比較して、明らかにこの独自ブリント法が勝る。 ミッシェルは、いつもなら4版を使う所、少ないプリント版で表現しようと、マスターデザイン段階で幾度も失敗を重ねながら試みたもので、何版使ったのか分かりにくい。そこが知恵の塊です。

一度に色々なラインを表現するアイデアは、初めての思い付きであり試みで、現物が上がるまでは緊張ある企画でした。 実は、この柄は、内部デザイナーと外部デザイナーに別々にオーダーした柄を、内部で一つのデザインに仕上げたモノ。 1人のデザイナーだと、版を意識してしまい、リピートの作り方が画一的になり、揺らぎがでません。 実は、ベースのダイヤ柄と上の丸い柄のリピートが異なるのです。 それで一つに纏めるのは大変な作業ですが、内部デザイナーが苦労の末に達成してくれました。 まさにチーム戦の逸品です。



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引っ越ししました。

 個人でレンタルサーバーを借りて、引っ越ししました。 結構、お金が掛かりますが、HPの自由度が増すので決意。 より、知識重視にしています。  張替えてんやわんや というブログ名です。 https://sya-cho.blog/ 是非、引き続きご愛好をお願いします。