はぁ、質問コーナーの様ですね。
トリプル、ワイパー、クレンズというシンコーの3大機能商品を一つにして、さらに122㎝換算で、2137円という低価格を実現したタシテマイト! と応えたい所ですが、総合企画だけでなく、個々の商品企画の立案をしている立場からすると、売れる仕掛けをした商品では無いですね。。。 タシテマイトは、ほっといても売れるし。。。 使わないと、使う人に機能、コスト、耐久性の全てで勝てないですからね。
実は、今回は、理想のプリント表現を実現する為に、Graphy(グラフィー)という特許なデザイン手法を確立しています。 特許にすると、また真似されるので、私は棺桶まで持っていきますが。 Graphyには、ラインアプローチとシャドウアプローチがあって、プリントしたときにデザインが自然に纏まるよう、パーツパーツで違和感がでない組み合わせをします。 ラインアプローチは、前作の完璧なる椅子張りデザイン、ラインハートという商品で、成果を出していますが、その進化版です。
全ての新デザインでGraphyを採用していますが、デザイン監督の自分が言うのは何ですが、恐ろしくパーフェクトなのが、ミッシェルですね。 自画自賛と息子に無視され、身内に凄さを伝えられませんでしたが。 ↓ これです。
https://sincol-group.jp/digitalcatalog/leather2021/#page54
ミッシェルは、私の手書きのラフ・デザインを二つのパーツに分けて、外部デザイナーと内部デザイナーに精度を上げるよう別々依頼。 依頼通りに上がって来たリピートの全く違うそれぞれのデザインを統合しています。 統合作業は、責任者がきっちり仕事してくれました。 最後までどちらのデザイナーも完成品が判らないよう進めているので、Graphyがどういう手法のものか外部にも判りません。
織物でいう捺染工程を意識した作りで、ガチガチの幾何柄になっていない点で、ミッシェルが完璧な仕上りとなりました。 売上で、タシテマイトには到底かないませんが、次亜塩素酸消毒でもアルコール消毒でも物性が落ちない作りというのも、私のオリジナル機能ですから、意匠性と機能性のバランス面でも大変に充実した企画品で、かなり気に入っています。
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