商品名: プルアップ L1015
引っ張ると、トップの色がかすれて、ベースの色が協調される本革をPULL-UP プルアップと呼びます。 伸びたところと伸びていないところの色さが良い感じのムラとなって、質感が上がる仕組みです。
それをPVCレザーで作りました。 商品名もプルアップと覚えやすくしてあります。 本革のプルアップの欠点は、傷だらけになること。 本革のプルアップだと、使ってもらう人に申し訳ないのですが、PVCでなら安心、大丈夫ですね。 家具を愛するお客さんの所で、本革のプルアップを使ってもらっているのですが、傷が多いという問題で悩まれていました。 じゃあ、PVCで作ってあげるといったのがきっかけ。 作りましたよ~!
実は、元種はあって、今から15年前にこの開発をやってあって、最大手の椅子製造さんへ、良いPVCが出来ました!と 持っていったら、”引っ張って色が変わるのでは、均一にならないからダメっ!”って言われてショックでした。 何度も、毎回違うから味がでるんですよと説明申し上げたのですが、工場という”規格”があるところでは、仕様変更も手間だろうし、クレーム対応も避けたいのでしょうか、結果、本当の味を追求した商品は使えないというのですね。 この傾向はその後も変わりません。 良い物を持ってこいというのは、工業的に同じものという意味が強すぎるのです。
ショールームの展示品を見た人や、それを使用する人は、いいねを連発するのにです。 このギャップが、EU家具の方が良いよねと言われて反論できない要素だと思います。
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