バイオ系(植物系)で化学重合させて、樹脂精製する商品が大手車メーカーなどで採用されていてホットアイテムとかいう話が、ここ十数年ちょくちょく出る話題。
ミドリムシから石油という話題もありますが、現実はコストのかかる話です。 一部のニッチェをカバーする程度で、代替するという話からは遠いと考えています。 そもそも代替ができないのに、石油を悪だと決めつけてかかる必要がない。 75億もいる人類を見捨てるのかという話で、昔の衣食住の生産性では満足に食べられない人であふれかえるのが真の世界です。 石油化学はこうした問題の解決でもあるはずです。 実際、70億の人が着る服を、ウールや綿で補えるわけがない。 石油化学で、化学繊維をつくっているから、衣食住の衣が足りているわけです。
なぜ植物系だとエコなのか、それも意味が分かりません。 石油から色々なプロセスを経て樹脂ができて、それを植物系に対して石油系と呼びますが、色々なプロセス中に生まれる副産物を利用して他の化学物質をつくるのが石油化学であり、出来上がる石油由来の物質には殆ど無駄がありません。 自然だと体にいい? では、毒のあるキノコや生き物は科学で作られたものでしょうか? 植物系がエコ、これほど胡散臭いものはない。
CO2が出るという問題だけに着眼するならば、その植物を作っているフィールドで、どれだけの食料が作れるか比較してエコを議論する方が、生物にとっては大事なことになります。 石油から樹脂が取れるのに、食料を犠牲にして得る植物系樹脂をエコというのは解せません。 室内で野菜が作れるといいますが、これも、温度管理や栄養素を与えるなどで莫大なコスト=エネルギーを使っているわけです。 容だけのエコに振り回されてきたので、私は、植物系=エコという考えについて、真贋を冷静に見つめて行きたいと思います。
椅子資材開発30年、日本一の椅子資材を開発する部隊の指揮者が、すわる、ねるの2つの姿勢を通して、商いの目で様々な出来事をつづる、思いあるブログ いすのことなら 椅子の張替えの話題や新規の案件、レザーとは、テキスタイルとは、椅子とは、すわるとは、ねるとは、様々な話題で楽しめます。 あしたは晴れかな曇りかな。
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2018年11月8日木曜日
2018年10月20日土曜日
レジ袋有料化に一応疑問提起
日本では、レジ袋が一人当たり年間300枚とか。 それで、有料化して減らして環境に良い事という。 ちょっと待ってくれ。 その300枚の袋に入れる、買った物のパッケージの量、特に重量比でいったら、レジ袋の300枚はどれだけ少ない事か。
ラッパを吹いてやってくる自転車の豆腐屋さんに、桶やボールに手ですくった豆腐こそが環境にやさしい。 その世代も少ないか。
リサイクルすれば、消費し続けて良いのだ!という考えもおかしい。 輸入品の椅子に張ってある直ぐにボロボロになるレザーよりも、長く使える安心の国産レザーだからこそ、環境にやさしいのだ。 長く使えるこそ、最初に評価すべき環境対策ではないかな。
建前ばかりの環境にはうんざりだ。
ラッパを吹いてやってくる自転車の豆腐屋さんに、桶やボールに手ですくった豆腐こそが環境にやさしい。 その世代も少ないか。
リサイクルすれば、消費し続けて良いのだ!という考えもおかしい。 輸入品の椅子に張ってある直ぐにボロボロになるレザーよりも、長く使える安心の国産レザーだからこそ、環境にやさしいのだ。 長く使えるこそ、最初に評価すべき環境対策ではないかな。
建前ばかりの環境にはうんざりだ。
2018年10月5日金曜日
運送会社に怒りを通り過ごした何か
強硬な運賃値上げの次は、締め切り時間の切り上げ。 夕方まで受け付けていたお客さんの注文が2時半までとなった。 製造しているお客さんから見たら、迷惑だという話ではなく、日本の中小の製造業の危機であることが取りざたされない。
今度は、毎日トラック2車で荷物を取りに来てもらっていたが、1車しか出さないという。
持ち込みも数個しか受けないという。 どこの運送会社同じ対応で、逃げ場がない。 翌日に回すにも、受け取ってもらえない。 本気で、日本の中小製造業をつぶすような話である。
海外で完成品を作って、コンテナで入れたら、材料⇒1次加工⇒2次加工⇒アッセンブリ⇒在庫までの、運送会社の対応問題が解決できてしまうというロジックが成立するからだ。 日本は消費国へ変われということになるが、資源のない国が消費だけでどう生き残るのか。 金融にしても、なんにしても、規制問題を含め、何をやってもスピードが出ない国で、どの分野で戦って大勢の国民を生活さえていくのか。
創業者の方は、運送業は、日本経済の要だ、そういう気迫をもって会社を始められた思う。 今は、消費者に届ける運送が儲かるという全ての大手が実行している流れは、崩壊しか連想できない。
今度は、毎日トラック2車で荷物を取りに来てもらっていたが、1車しか出さないという。
持ち込みも数個しか受けないという。 どこの運送会社同じ対応で、逃げ場がない。 翌日に回すにも、受け取ってもらえない。 本気で、日本の中小製造業をつぶすような話である。
海外で完成品を作って、コンテナで入れたら、材料⇒1次加工⇒2次加工⇒アッセンブリ⇒在庫までの、運送会社の対応問題が解決できてしまうというロジックが成立するからだ。 日本は消費国へ変われということになるが、資源のない国が消費だけでどう生き残るのか。 金融にしても、なんにしても、規制問題を含め、何をやってもスピードが出ない国で、どの分野で戦って大勢の国民を生活さえていくのか。
創業者の方は、運送業は、日本経済の要だ、そういう気迫をもって会社を始められた思う。 今は、消費者に届ける運送が儲かるという全ての大手が実行している流れは、崩壊しか連想できない。
2018年8月28日火曜日
シミ取り、汚れ落とし 結局全部洗わないと
レザーの企画で、艶感を表現するために自分の肌の表情の違いを観察し、その流れで洗剤の研究をしたことがあります。 シミ取りの専用道具がない中では、自分でいろいろ混ぜてつくった洗剤を駆使して、シミを落とすのが得意な方です。 一時はワザと汚して、一生懸命にシミを落として、週末休暇を過ごしたことも。
今回は、椅子の汚れを落とす実演をして欲しいという依頼があって、簡易カメラで撮影しました。 一本は、10年位使ったとのことですから、汚れ以前に、上の細い糸は切れていて、下の糸が見えていることで、余計にその部分が色が違って見えるし、ブラッシングしただけで切れそうなので、これは、即答で張替してくださいとなりました。 もう一本は、平織ですから、非常に丈夫。 全体的に黒ずんでいますし、スポット的にも古いシミがその黒ずみに隠れていたり、一見しただけで大変です。 そちらの落とした結果は、後日別の機会にして、今回は汚れの移動が解りやすいジャガードの例を見てもらいます。
シミ取りは、その部分だけきれいになってしまいます。 衣服と違って使い古した家具では、見た目以上に元の色が違います。 シミを落とすと、そこがスポット的に違う色(元の色)になるので、実際にはシミ抜きではなく、全部の洗浄が必要になってしまいます。 写真を確認してください。 中心の汚れが360度拡散してしまうのが解ります。
一部の洗浄=シミ抜きをしていると、水がしみ込んだ方向に汚れが移動してしまい、輪ジミ(水のしみた円状の外枠に汚れが集中し、より汚れてしまう。)が発生してしまいます。 全体の汚れを落とす必要がでてしまいます。 となると小椅子でも、一本あたり30分以上もかかるので、相当な暇と根気がいります。 椅子に張っていない状態であれば、裏をタオルであてて、多少ですが拡散はここまでしませんが、少しでも移動してしまえば、結局全部の洗浄となります。
これは(写真上)、汚れた状態。 全体も汚れており、さらにスポットで彼方此方がこのように。
これは(写真下)、シミ抜き後。 スポットだと洗浄水で汚れが拡散してしまいます。
見たところ、たばこのヤニ(水で溶ける)、人の手あか(たんぱく質他)。 先ずは、ブラッシングで、ごみを取り除く。 これだけでも結構綺麗になる。 → 界面活性成分が30%を超える中性洗剤を100倍に希釈しって、叩きしみ込ませる → 綺麗な布で押して汚れと残った洗剤共にシミ込ませて取る → お湯を絞った布で、軽くたたいて水をシミませる → 弱アルカリ性(重曹水やセスキソーダ水)で、上記を繰り返す。 → 60度のお湯で酸素系漂白剤を溶いて、上記を一度だけ繰り返す。 絞った綺麗な布に水をしみ込ませ、叩いてすすぐ。 ドライヤーを使ってよく乾燥させる。 *よく換気の効いた広い場所でやってください。
今回は、椅子の汚れを落とす実演をして欲しいという依頼があって、簡易カメラで撮影しました。 一本は、10年位使ったとのことですから、汚れ以前に、上の細い糸は切れていて、下の糸が見えていることで、余計にその部分が色が違って見えるし、ブラッシングしただけで切れそうなので、これは、即答で張替してくださいとなりました。 もう一本は、平織ですから、非常に丈夫。 全体的に黒ずんでいますし、スポット的にも古いシミがその黒ずみに隠れていたり、一見しただけで大変です。 そちらの落とした結果は、後日別の機会にして、今回は汚れの移動が解りやすいジャガードの例を見てもらいます。
シミ取りは、その部分だけきれいになってしまいます。 衣服と違って使い古した家具では、見た目以上に元の色が違います。 シミを落とすと、そこがスポット的に違う色(元の色)になるので、実際にはシミ抜きではなく、全部の洗浄が必要になってしまいます。 写真を確認してください。 中心の汚れが360度拡散してしまうのが解ります。
一部の洗浄=シミ抜きをしていると、水がしみ込んだ方向に汚れが移動してしまい、輪ジミ(水のしみた円状の外枠に汚れが集中し、より汚れてしまう。)が発生してしまいます。 全体の汚れを落とす必要がでてしまいます。 となると小椅子でも、一本あたり30分以上もかかるので、相当な暇と根気がいります。 椅子に張っていない状態であれば、裏をタオルであてて、多少ですが拡散はここまでしませんが、少しでも移動してしまえば、結局全部の洗浄となります。
これは(写真上)、汚れた状態。 全体も汚れており、さらにスポットで彼方此方がこのように。
これは(写真下)、シミ抜き後。 スポットだと洗浄水で汚れが拡散してしまいます。
見たところ、たばこのヤニ(水で溶ける)、人の手あか(たんぱく質他)。 先ずは、ブラッシングで、ごみを取り除く。 これだけでも結構綺麗になる。 → 界面活性成分が30%を超える中性洗剤を100倍に希釈しって、叩きしみ込ませる → 綺麗な布で押して汚れと残った洗剤共にシミ込ませて取る → お湯を絞った布で、軽くたたいて水をシミませる → 弱アルカリ性(重曹水やセスキソーダ水)で、上記を繰り返す。 → 60度のお湯で酸素系漂白剤を溶いて、上記を一度だけ繰り返す。 絞った綺麗な布に水をしみ込ませ、叩いてすすぐ。 ドライヤーを使ってよく乾燥させる。 *よく換気の効いた広い場所でやってください。
椅子のシミ抜きだと、このように、汚れが広がってしまうのです。
椅子に張ってなければ、裏からバキューム(掃除機で良い)で吸いながら洗浄剤をかけるので拡散は最小限です。 ちなみにクリーニング店では、バキュームは勿論、設備としてついていますが、揮発性のつよい溶剤で洗浄剤を混ぜて使うので、広がる前にバキュームと同時に蒸発してしまいます。
結局のところ、全部を洗う必要があるので、張替が楽ですね。
2018年8月23日木曜日
マイクロプラスチックは次の犠牲か
海洋汚染の元と言われるマイクロプラスチック問題として、環境団体による次のターゲットが出てきました。 なぜかストローから。 多くの人が疑問な筈です。
紙ストローによる森林破壊や水質汚染、また、エネルギー消費によるCO2問題は何処かへ行ってしまう。 環境問題を取り上げる団体の統一感の無さに、今回も疑問です。
ペットボトルの時には、なぜか繊維で再生しろとなった。 ペットボトル業界の問題だから、ペットボトルで再生するべきだろう。 繊維での再生は、無駄の塊だった。 未だにペットボトル業界は排出する一方だから、あのエコ運動に何の効果があったのだろうか、プラスチックのストローを辞めようという動きに繋がったという皮肉なのか。 紙容器も出てきたが、普及していないのは皆が知っている。 紙も無限ではないのだ。
塩化ビニルが環境問題とされた時は、燃やすとダイオキシンが出るから使うなということだった。 正確には、不適切に燃やすなが正しかったのだが。 その際に、塩分を家庭の低い火力で燃やせば、ダイオキシンが出るという事実が判明したわけだが、今日でも皆が、魚や肉を焼いて食べている。 つまり、致死量でなければ、生で食べるより焼いた方が安全だと明確になっていたわけです。 合理性という言葉が正しいのだ。 取り上げ方で、ニュースは恐ろしく業界を蝕み、反対団体には資金が集まりやすくなることがあるだろう。 対策でNGOの環境団体が設立され、天下り、試験や合格マークを発行する基幹が増え、国際競争力がダウン。 国際団体の定める試験と国内の新設試験のコストが2重にかかる始末。 この繰り返し。 今、塩化ビニルはプラスチックの中ではトップクラスの長寿命で環境にやさしい樹脂とされた。 元々優しいとノーベル賞科学者まで言っているのに、迷惑な話だった。
愚痴はここまで。 実は、元々世界人口に対し、天然繊維ではその人類分の衣料や資材は賄えない。 人口増加と合繊(プラスチックの糸)の増加は、関係があるわけです。 綿を増やせば、土の力がそちらにそがれ、食量が減るようなものです。 合繊なしでは、そこそこ裕福な国民が何着も保有する服分の繊維を賄えない。 一張羅の時代に戻るのか。 人間が豊かになる経済の活動と、そうした人工物は密接な関係にある。 繊維の殆どはプラスチックです。 繊維はリサイクル以前に、使用中に繊維が抜けて空気中に舞っている。 太陽光で見えるほこりがあれです。 あれはマイクロプラの元でしょう。 それで人類が滅ぶ問題があったのか。
実は、マイクロプラスチックが体内に入っても、排出されるだけであることは知られている。 肉や魚を焼いて食べたほうが安全というくらい常識だろう。 海でつく菌が検出された、だから問題だというが、海の水を祖のまま飲んでいる人は%で言えば、いないと一緒。 水自体、熱処理やフィルターを通している。 そのまま飲んでいる人がいるなら、そこを解決する方が正しく合理的だ。
そのうち、皆さんに服は1着だけ買って良し、買ったら最低5年は着ろとなるのか。 サステイナブルという言葉が環境で良く使われているが、マイクロプラスチック問題とされるものが、人類増加の問題とできるのか。 ストローの次のターゲットを静観したい。
紙ストローによる森林破壊や水質汚染、また、エネルギー消費によるCO2問題は何処かへ行ってしまう。 環境問題を取り上げる団体の統一感の無さに、今回も疑問です。
ペットボトルの時には、なぜか繊維で再生しろとなった。 ペットボトル業界の問題だから、ペットボトルで再生するべきだろう。 繊維での再生は、無駄の塊だった。 未だにペットボトル業界は排出する一方だから、あのエコ運動に何の効果があったのだろうか、プラスチックのストローを辞めようという動きに繋がったという皮肉なのか。 紙容器も出てきたが、普及していないのは皆が知っている。 紙も無限ではないのだ。
塩化ビニルが環境問題とされた時は、燃やすとダイオキシンが出るから使うなということだった。 正確には、不適切に燃やすなが正しかったのだが。 その際に、塩分を家庭の低い火力で燃やせば、ダイオキシンが出るという事実が判明したわけだが、今日でも皆が、魚や肉を焼いて食べている。 つまり、致死量でなければ、生で食べるより焼いた方が安全だと明確になっていたわけです。 合理性という言葉が正しいのだ。 取り上げ方で、ニュースは恐ろしく業界を蝕み、反対団体には資金が集まりやすくなることがあるだろう。 対策でNGOの環境団体が設立され、天下り、試験や合格マークを発行する基幹が増え、国際競争力がダウン。 国際団体の定める試験と国内の新設試験のコストが2重にかかる始末。 この繰り返し。 今、塩化ビニルはプラスチックの中ではトップクラスの長寿命で環境にやさしい樹脂とされた。 元々優しいとノーベル賞科学者まで言っているのに、迷惑な話だった。
愚痴はここまで。 実は、元々世界人口に対し、天然繊維ではその人類分の衣料や資材は賄えない。 人口増加と合繊(プラスチックの糸)の増加は、関係があるわけです。 綿を増やせば、土の力がそちらにそがれ、食量が減るようなものです。 合繊なしでは、そこそこ裕福な国民が何着も保有する服分の繊維を賄えない。 一張羅の時代に戻るのか。 人間が豊かになる経済の活動と、そうした人工物は密接な関係にある。 繊維の殆どはプラスチックです。 繊維はリサイクル以前に、使用中に繊維が抜けて空気中に舞っている。 太陽光で見えるほこりがあれです。 あれはマイクロプラの元でしょう。 それで人類が滅ぶ問題があったのか。
実は、マイクロプラスチックが体内に入っても、排出されるだけであることは知られている。 肉や魚を焼いて食べたほうが安全というくらい常識だろう。 海でつく菌が検出された、だから問題だというが、海の水を祖のまま飲んでいる人は%で言えば、いないと一緒。 水自体、熱処理やフィルターを通している。 そのまま飲んでいる人がいるなら、そこを解決する方が正しく合理的だ。
そのうち、皆さんに服は1着だけ買って良し、買ったら最低5年は着ろとなるのか。 サステイナブルという言葉が環境で良く使われているが、マイクロプラスチック問題とされるものが、人類増加の問題とできるのか。 ストローの次のターゲットを静観したい。
2018年8月10日金曜日
輸入ファブリック負担の問題
先日、丁寧な仕事をする業務用椅子ブランドメーカーさんが破産しました。
ヨーロッパの曲木の老舗の総代理店としても有名でした。 柄合わせが微妙にずれているだけでも張りなおす現場には関心していましたし、丁寧さで抜群の現場でした。
しかし、兼ねてから私共社内では、ここがダメだねという点で、何時か足を引っ張るとして報告項目になっていたことがあります。
それは、輸入ファブリックの在庫です。 仕事が順調な数年があると、流動比率が改善し、現金保有が増加します。 結構な額まで育つので、経営陣は自社をお金持ちと錯覚する。 実際には、事業ですから、究極に悪くなることがあるものです。 そうしたときに、主業である椅子の販売に力をいれるお金が、材料の在庫に変わっていて、どうにもならない事態になっているものです。 小さければいいのですが、輸入ファブリックは、思っているよりもコスト増につながっています。 関税など先払いして現金が出ていくので将来価値の方が現在価値より安くなってしまう、3色やれば2色は死に在庫になり、回転しているようで実はその資金が寝ていて、資本的な活動をしてくれないのです。
我々の同業のファブリックの専門会社の殆ど倒産していったのは、回転の悪さと死に在庫。 現在とて、我々プロが細心の注意を払って、商品の出入を監視している位怖いのです。
某破産メーカーには、使わなかったファブリック、数メートルの残骸などが山の様にありました。 おそらく、仕入よりも、かなり高く売ったので回収していると思いこんでいるでしょう。 その利益は、その年の他の経費で消え、利益になっていても半分はその年の税に消え、今あるものは現金の様に帳簿に乗る。
55年近い経営の中で、たくさんの浮き沈みを見てきましたが、企業には必ず危機的に悪くなる時があるものです。 その時に、使うべきお金なんなのか。 その使うべきお金こそが、普段から活動につかうべきお金の使い方。 直接輸入すると安いと勘違いして、前払いして在庫するべき物ではないのです。 過去、輸入ファブリックの直買に手をだした企業で、一時に悪くなると、その多くは、その在庫を弊社に引き取って、弊社でデリバリーしてくれと依頼してきました。 実際に、引き受けてきましたし、常に引き取る用意があります。 結果的に、当時はあれだけ売れていたのに、今はデッドストックだな、という山を二束三文で引き取り、その殆どを処分することになるのです。
ヨーロッパの曲木の老舗の総代理店としても有名でした。 柄合わせが微妙にずれているだけでも張りなおす現場には関心していましたし、丁寧さで抜群の現場でした。
しかし、兼ねてから私共社内では、ここがダメだねという点で、何時か足を引っ張るとして報告項目になっていたことがあります。
それは、輸入ファブリックの在庫です。 仕事が順調な数年があると、流動比率が改善し、現金保有が増加します。 結構な額まで育つので、経営陣は自社をお金持ちと錯覚する。 実際には、事業ですから、究極に悪くなることがあるものです。 そうしたときに、主業である椅子の販売に力をいれるお金が、材料の在庫に変わっていて、どうにもならない事態になっているものです。 小さければいいのですが、輸入ファブリックは、思っているよりもコスト増につながっています。 関税など先払いして現金が出ていくので将来価値の方が現在価値より安くなってしまう、3色やれば2色は死に在庫になり、回転しているようで実はその資金が寝ていて、資本的な活動をしてくれないのです。
我々の同業のファブリックの専門会社の殆ど倒産していったのは、回転の悪さと死に在庫。 現在とて、我々プロが細心の注意を払って、商品の出入を監視している位怖いのです。
某破産メーカーには、使わなかったファブリック、数メートルの残骸などが山の様にありました。 おそらく、仕入よりも、かなり高く売ったので回収していると思いこんでいるでしょう。 その利益は、その年の他の経費で消え、利益になっていても半分はその年の税に消え、今あるものは現金の様に帳簿に乗る。
55年近い経営の中で、たくさんの浮き沈みを見てきましたが、企業には必ず危機的に悪くなる時があるものです。 その時に、使うべきお金なんなのか。 その使うべきお金こそが、普段から活動につかうべきお金の使い方。 直接輸入すると安いと勘違いして、前払いして在庫するべき物ではないのです。 過去、輸入ファブリックの直買に手をだした企業で、一時に悪くなると、その多くは、その在庫を弊社に引き取って、弊社でデリバリーしてくれと依頼してきました。 実際に、引き受けてきましたし、常に引き取る用意があります。 結果的に、当時はあれだけ売れていたのに、今はデッドストックだな、という山を二束三文で引き取り、その殆どを処分することになるのです。
2018年7月27日金曜日
起こるべくして起こる家具の事故
2018年7月27日の日経新聞朝刊
アウトドア用品の事故が5年で98件という話。
半分が夏場に集中。
折り畳みいすの劣化した生地が切れて転倒したケースを含め、8件。
椅子に関する内容は大方こんな話です。
NITE 製品評価技術基盤機構 という機関が発表だそうです。
アウトドアの椅子といっても、その殆どはホームセンターで買われている、メーカー保証書がついていないような家具。 安価で、2シーズン以上使えればラッキーな価格帯でしょう。 この場合、撚糸をしていない糸を並べて織っただけで、紫外線防止剤すら入っていないので、そもそも椅子の資材ではない。 頻度多く使わないから、安い方が喜ばれるだろうという発想だけ。 買う側も安いのでクレームしない。 一脚380円から1500円までのものだろう。 頻度良く使う人はブランド品で5000円近い筈。 強化ナイロンを使用したら、もっとするのですが、安物よりは太い糸で、劣化までの時間がもう少しかかる。 注文をくれたら、別注で強化ナイロンで作ってあげますが、数もないので、2-3万円は頂くでしょう。
そもそも全ての家具を同じような目線で見て、良し悪しを言う時代でなくなっている。
2-3世代使えるブランド家具が売れず、4年-5年も持てばラッキーな感覚の椅子やソファが日本中に広がった大手量販店の安価な商品が売れまくっているというのですから。
NITEの責任ではないのでしょうが、2-3世代修理の効く家具を家具となのり、それ以外は消耗家具という区別がないと市場にあっていないのではないでしょうか。
私は2-3世代使える家具を中心に仕事を組み立てていますが、実際にそうでない方しか売れないとなると、考え方も柔軟にしなくてはならないと舵をきったり、新しい会社で対応したりと自身を変化させています。
アウトドア用品の事故が5年で98件という話。
半分が夏場に集中。
折り畳みいすの劣化した生地が切れて転倒したケースを含め、8件。
椅子に関する内容は大方こんな話です。
NITE 製品評価技術基盤機構 という機関が発表だそうです。
アウトドアの椅子といっても、その殆どはホームセンターで買われている、メーカー保証書がついていないような家具。 安価で、2シーズン以上使えればラッキーな価格帯でしょう。 この場合、撚糸をしていない糸を並べて織っただけで、紫外線防止剤すら入っていないので、そもそも椅子の資材ではない。 頻度多く使わないから、安い方が喜ばれるだろうという発想だけ。 買う側も安いのでクレームしない。 一脚380円から1500円までのものだろう。 頻度良く使う人はブランド品で5000円近い筈。 強化ナイロンを使用したら、もっとするのですが、安物よりは太い糸で、劣化までの時間がもう少しかかる。 注文をくれたら、別注で強化ナイロンで作ってあげますが、数もないので、2-3万円は頂くでしょう。
そもそも全ての家具を同じような目線で見て、良し悪しを言う時代でなくなっている。
2-3世代使えるブランド家具が売れず、4年-5年も持てばラッキーな感覚の椅子やソファが日本中に広がった大手量販店の安価な商品が売れまくっているというのですから。
NITEの責任ではないのでしょうが、2-3世代修理の効く家具を家具となのり、それ以外は消耗家具という区別がないと市場にあっていないのではないでしょうか。
私は2-3世代使える家具を中心に仕事を組み立てていますが、実際にそうでない方しか売れないとなると、考え方も柔軟にしなくてはならないと舵をきったり、新しい会社で対応したりと自身を変化させています。
2018年6月27日水曜日
奨学金返済支援制度の空振りぶり
世の中では奨学金返済に困っている話だらけなので、新卒者にかけていた募集活動費をやめて、入社して頑張る社員に、その募集費用を奨学金返済制度の資金にして無償であげようと決めて、2019年度採用の募集を図りました。 愛知県のめぼしい大学にパンフレットを配って、Facebookで宣伝しましたが応募が殆ど在りません。
継続して募集しますが、ネット応募と募集が大手にコントロールされて、既にシステマチック就職で、つまらない世の中なんだなと考えさせられました。 我々中小企業は、人間力だけで勝負していますから、簡単に出来ますよというのを第一に疑う性格です。 まさに今回は的中でしょうか。
最後には、3-4名は来年の新卒を確保したいと願っています。
継続して募集しますが、ネット応募と募集が大手にコントロールされて、既にシステマチック就職で、つまらない世の中なんだなと考えさせられました。 我々中小企業は、人間力だけで勝負していますから、簡単に出来ますよというのを第一に疑う性格です。 まさに今回は的中でしょうか。
最後には、3-4名は来年の新卒を確保したいと願っています。
2018年3月29日木曜日
奨学金返済支援制度を新卒者に適用
気が付けば、インターネットは疑問を持たないと、あるべき姿でない方向に流されてしまう。 そんな話が新卒募集の方法です。
今は、リクナビやマイナビなど、ネットの専用サイトなるものに登録しないと、新卒の方々が会社説明会が開かれるとも、新卒を募集しているかもわからない仕組です。 学校側に相当な営業を掛けて、学生は当たり前のようにそれらサイトに登録して利用するように仕組まれています。 新卒募集には、そうしたサイトの利用料として1人当たり、100万以上掛けなければ期待できないとまで言われ、私などは、知り合いの社長さんから200万でも足りないと笑われる始末です。
ですから、うちの総務も自動的に予算を組んで、それらのサイトに登録する。 学生は、ボタン一つで会社説明会に応募しますが、NO SHOW です。 一昔前ならキャンセルの電話がありましたが、今は会場に来ない、それだけです。 そうした準備に携わる多くの社員の心や気持ちも組めないシステムに憤慨していました。 そういう声も、それらサービスの会社は拾うことさえできません。 同じように若い方々です。
奨学金地獄が話題になっています。 働いても返せない。 そんな若者がどんなに頑張っても、先にあげた素晴らしいとうたっているサービスを利用して、職務と自分のなんらかの不一致で3年で辞めてしまう。 地獄に地獄です。
若い人が悪いという議論をやめ、冷静に見ると、そのサービスに使う費用を、奨学金という名ばかりの学生ローンの返済を支援してあげた方が良い、そう考えました。 過去の費用と計算すると、概ね1人採用するのに200万円掛っています。 そこで、10年の間に3回に分けて、この先、学生ローンに苦しむ社員になる人に支援金として支給することに決めました。 問題は、告知が自社サイトでしか出来ないこと。 何人の応募があるか未知です。
今は、リクナビやマイナビなど、ネットの専用サイトなるものに登録しないと、新卒の方々が会社説明会が開かれるとも、新卒を募集しているかもわからない仕組です。 学校側に相当な営業を掛けて、学生は当たり前のようにそれらサイトに登録して利用するように仕組まれています。 新卒募集には、そうしたサイトの利用料として1人当たり、100万以上掛けなければ期待できないとまで言われ、私などは、知り合いの社長さんから200万でも足りないと笑われる始末です。
ですから、うちの総務も自動的に予算を組んで、それらのサイトに登録する。 学生は、ボタン一つで会社説明会に応募しますが、NO SHOW です。 一昔前ならキャンセルの電話がありましたが、今は会場に来ない、それだけです。 そうした準備に携わる多くの社員の心や気持ちも組めないシステムに憤慨していました。 そういう声も、それらサービスの会社は拾うことさえできません。 同じように若い方々です。
奨学金地獄が話題になっています。 働いても返せない。 そんな若者がどんなに頑張っても、先にあげた素晴らしいとうたっているサービスを利用して、職務と自分のなんらかの不一致で3年で辞めてしまう。 地獄に地獄です。
若い人が悪いという議論をやめ、冷静に見ると、そのサービスに使う費用を、奨学金という名ばかりの学生ローンの返済を支援してあげた方が良い、そう考えました。 過去の費用と計算すると、概ね1人採用するのに200万円掛っています。 そこで、10年の間に3回に分けて、この先、学生ローンに苦しむ社員になる人に支援金として支給することに決めました。 問題は、告知が自社サイトでしか出来ないこと。 何人の応募があるか未知です。
2018年3月6日火曜日
新レザー商品 ベストセラー
2018年1月発刊の椅子張り用 新レザーサンプル帳 Furnishing Leather 18-21
新商品開発 ベストセラー について
価格重視で織物調というテーマです。 色が重ねられないので表現が限定されます。
ここでLED。 光をあてながら凹凸を細かく設定していきます。 深みを出して、少ない色味を引き立たせる手法です。
巾も広い設定なので、値段重視を貫いています。
売らなくても売れちゃうかな、、で、ベストセラーという名称にしています。
新商品開発 ベストセラー について
価格重視で織物調というテーマです。 色が重ねられないので表現が限定されます。
ここでLED。 光をあてながら凹凸を細かく設定していきます。 深みを出して、少ない色味を引き立たせる手法です。
巾も広い設定なので、値段重視を貫いています。
売らなくても売れちゃうかな、、で、ベストセラーという名称にしています。
2018年2月23日金曜日
新レザー商品 ラブツイード
2018年1月発刊の椅子張り用 新レザーサンプル帳 Furnishing Leather 18-21
新商品開発 ラブツイード について
私の住む地域は尾州産地と呼ばれる毛織物の一大産地でした。 隣の遠州の綿織りも盛んで、つい20年前までは彼方此方で機織り機が動く音がしていたものです。 今は寂しく、大きな工場跡地はショッピングセンターになっています。 彼方此方がショッピングセンターだらけですから、中小も殆ど閉鎖されました。 今は日本生産できる工場がないので、何処かの会社の誰かが手配ミスをして、無理にぶち込まれると、全ての商品の納期がタイトになる有様です。 どんなに品質安定していても、強く要求されていた事実はあっても、安いには勝てずに海外へ移ってしまいます。 品質要求は残酷です。 どんどんコストアップになり、価格は同じでないと売れず、そして、他国が安いとなればそっちへ行ってしまう。 追求すれば、価格が安くて、品質は良くなる!と大手は手本の様にしていきますが、殆どのケースで安くなる分は下請けが被るだけです。 勿論、良いモノをつくり、さらなる利益を求めるが自由経済の掟ですから、そうなるのは誰もが判る話ですし、企業が存続30年を越えられない壁はこうした理由にあるのも判ります。 何かやるせない、やりきれない、そんな悶々とした思いをレザーに託したのがラブツイードです。
撮影時に、本物のツイードがどちらか判別つかなくなる程、ツイードのニュアンスをつかんでいます。 レザーとしての評価よりも、尾州の歴史を評価して欲しい、そうした織物愛やツイード愛を込めた逸品です。
新商品開発 ラブツイード について
私の住む地域は尾州産地と呼ばれる毛織物の一大産地でした。 隣の遠州の綿織りも盛んで、つい20年前までは彼方此方で機織り機が動く音がしていたものです。 今は寂しく、大きな工場跡地はショッピングセンターになっています。 彼方此方がショッピングセンターだらけですから、中小も殆ど閉鎖されました。 今は日本生産できる工場がないので、何処かの会社の誰かが手配ミスをして、無理にぶち込まれると、全ての商品の納期がタイトになる有様です。 どんなに品質安定していても、強く要求されていた事実はあっても、安いには勝てずに海外へ移ってしまいます。 品質要求は残酷です。 どんどんコストアップになり、価格は同じでないと売れず、そして、他国が安いとなればそっちへ行ってしまう。 追求すれば、価格が安くて、品質は良くなる!と大手は手本の様にしていきますが、殆どのケースで安くなる分は下請けが被るだけです。 勿論、良いモノをつくり、さらなる利益を求めるが自由経済の掟ですから、そうなるのは誰もが判る話ですし、企業が存続30年を越えられない壁はこうした理由にあるのも判ります。 何かやるせない、やりきれない、そんな悶々とした思いをレザーに託したのがラブツイードです。
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引っ越ししました。
個人でレンタルサーバーを借りて、引っ越ししました。 結構、お金が掛かりますが、HPの自由度が増すので決意。 より、知識重視にしています。 張替えてんやわんや というブログ名です。 https://sya-cho.blog/ 是非、引き続きご愛好をお願いします。
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