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2020年3月16日月曜日

そのマスクはプラスチック製です

新型コロナウィルスで、トイレットペーパーが無くなる騒動。 マスクの材料が”紙”というトンデモない間違いから。 マスクを作るために大量の紙がいるから足りなくなる、と説明され、勘違いされたデマ。 材料が一緒という嘘が理由で、うわさが広まったのか、誰かが儲けようとしてかの真偽はわかりません。 唯、明確に言えるのは、紙製のマスクは無視していいくらい、使われていないということ。 (誰かが”紙製もあるよ、無いとは言い切れない”と言うかもしれなく、それに応えるのが面倒なので、この表現ですが、普通ありません。) 紙オムツも同様で、紙ではなく繊維でできた不織布。 肌に当たる部分だけ綿というのもありますが、化学繊維が使われていると思っていいでしょう。 介護を中心に消費の多い紙オムツは、特に名前で勘違いしやすい。

使い捨てのマスクで使用されている材料は、不織布といって、繊維を絡めた物。 紙はパルプ繊維を絡めたものであるから、構造的に似ていないとは言い切れないですが、不織布は鉛筆で書くことが出来ないので、まったくの別物です。 この不織布に使われる繊維は、石油製品で、プラスチック。 ポリプロピレン製、ポリエチレン製、ポリエステル製、そのミックス。 どれも石油由来で、ストローと一緒のプラスチックです。 

あれ?マイクロプラスチックの元となる物は辞めるって宣言している大手の会社さん、どうなってるのでしょうか。 サステイナブルという十何項目のあれ、使い捨てマスクは、紙オムツは、どうなるのでしょうか。 そう聞きたくなりますか? 私は、直接聞きたいです。

環境問題の全てを表したのが、このトイレットペーパー騒動です。 紙オムツも、マスクも、衛生商品です。 パッケージは、印刷するので宣伝などの目的に思われますが、本当の機能は、”衛生の担保”です。 これらをギブアップして、人の生活は不衛生、ウィルス、菌類と戦えないのです。 本当の事実を中心にして、やるべきこと、そうでないことを振り分けるべきなのです。 これが出来る企業が環境対応企業であり、ストローなど誰が聞いても”?”ような流行り文句だけを取って、環境対応していますとは如何なものか。 この手の話しは、企業に広報がいれば、これぞとばかりに仕事を作る。 環境問題の真実から、どんどん遠ざかっていくのです。

コロナで、経済という血の流れを犠牲にしたように、人間の活動は、そうした犠牲なしでは安心安全の生活は成り立たないのです。 本当のプラスチック対策は、ごみを確実に集め、確実に燃焼すること。 小動物に取られ、風で飛ばされないような大型容器での回収など、やるべきことが沢山あります。 又、すべての国が、収集し償却するよう、出来ていない国を支援する、努力する方に力を入れるべきではないでしょうか。

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引っ越ししました。

 個人でレンタルサーバーを借りて、引っ越ししました。 結構、お金が掛かりますが、HPの自由度が増すので決意。 より、知識重視にしています。  張替えてんやわんや というブログ名です。 https://sya-cho.blog/ 是非、引き続きご愛好をお願いします。