2015年1月6日発刊のレザーサンプル帳のテーマの一つとして、
日本のおもてなしの現場で、西洋人が和を感じるデザインを考えていました。
決して派手でなく、押して忍ぶようなデザインとカラーを決めていく作業は大変困難を極めました。
また、日本ではPVCレザーを丈夫で長持ち、しかも、トテモ良い、というジャンルに格上げしてきた私ですが、日本をでれば、PVCは安物扱いです。 それをどうにかしたいという、サンプル帳に関係なく、自分のエゴも重要なやるきエンジンとして課題に加えてありました。
PVCレザーのデザインで、洋からみた和の究極形は、過去に日本の美術文化を輸入したフランスが最有力候補となり、私が、パリ市内に赴いて、何を持って、洋となり何を持って和となすか、その答えを求めて美術館や博物館を廻り、行き着いた作品が此の”ベルサイユ”という商品です。
プリントを重ねていき、光沢を細かくコントロールして質感を出しています。
去年のパリでの素晴らしい体験から、しばらく毎年のように通うつもりでしたが、今回の事件でそれも、難しくなりました。 大変残念です。
0 件のコメント:
コメントを投稿