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2020年8月7日金曜日

抗ウィルス加工の危険性に言及しておかないとならない

下記は、少し前の抗菌に対しての私のブログ・コラム。

劇場や車など長時間座る環境にまで加工すると聞いて、それ大丈夫?という話で、題名を抗ウィルスに変えて発信しなおしです。

抗ウィルス加工により、

① 身体中にある良い菌類も殺してしまう、その問題を検証していない。

② ウィルスの変性を助長しかねないが、その問題を検証していない。

①か②であったり、①と②であったり、抗菌もメカニズムによります。

 

再掲載:

お客さんの声は、どの業種によっても大切であります。 きっと、声には切望なニーズがあるでしょう。  問題は、それが正しいニーズであるか、倫理的にどうなのか、深く調査をしていかないと、本当のニーズに応えられないだけではなく、開発コストは勿論、許可を出す特殊な法人への登録費用などは特に多額で、損害もでてしまいます。 損害は、次の開発コストに響くので、出してはなりません。 開発コストは膨大にかかるのです。

ニーズの勘違いは、匂いがその一つです。 消臭は日本人独特の趣向と言われていますが、洗濯物に香りが付く機能においては苦情も多い。 マンションで隣のベランダから香る匂いで気持ち悪くなり、自分の洗濯物に移っているかも、と、隣に苦情を出してトラブルになったり、メーカーに自分の服に匂いが移ったか調査しろだとか。 一部の人の良かれをニーズとしてしまうと、とんでもない訴訟がちらつく、問題だらけの対応になってしまいます。 アレルギー的に、くしゃみが出て、それが匂いのせいだという、原因は多数考えられる苦情もある。 証明できないから厄介ではなく、証明出来たら、訴訟和解という大損害に繋がる。 うちの子は、兄弟で趣向が違い、片方が気に入れば、もう片方は、この匂いなら着ないから、洗いなおせと女房にいう始末です。

抗菌もブーム時は、なんにでも入れろでした。 顧客のニーズだと営業部が言い張っていたのを思い出します。 当時は、私も営業部にいましたが。。。 実際に、世の中の新商品は殆ど抗菌だった。 一方、多くの医療関係者からは、不要だから外してくれと怒られるように言われたものです。 メンテナンスで除菌しているので、余分な機能はかえって怪しい。 シンプルな構造体のモノが良いという本当のニーズでした。 確かにレザーは、化学の結晶である。 ロングライフの為に、シンプルが一番いいのは、作っている我々が一番理解していて、営業のプレッシャーやニーズに負けている背景もあるものです。

ちなみに、私がオリジナルを作る開発では、余分なものは入れない。 単純な化学構成で、問題があっても特定できる範囲の添加物に納めます。 昔からの継続商品で抗菌機能付きは、現在は、比較的安全性が高いと思われるAgイオン抗菌剤へ振替はしましたが、新商品では例えAgイオンでも抗菌剤を入れる時は慎重です。 抗菌剤は、人に有用な菌も一緒にやっつけてしまいます。 ここ数年、沢山の論文を読みましたが、その場合、有用菌がダメージをしても問題はないという答えもなければ、菌類の耐性化はないんだという断定もされていない。 

仮に耐性菌に変わる手助けをしていれば、助長しかねない菌の特徴があるのに、添加した行為となり、人ならではの欺瞞、愚であると言って良いわけです。 そんな仕事をするために、椅子の資材に携わっているわけではない。 売れないから入れる、そんな程度で安心安全が担保が出来る商品開発をしてきたわけではないのです。 撥水の何とかクリーンとかも、唯のナノ撥水じゃないか! しかも、日本がトップの技術!と思いますが、営業のそれじゃないとダメ的なニーズに押されがちです。 弊社のAGE加工の方が成績が良くて安くて、どんな布にでも加工ができるのにです。 ついその前のニーズは、小ロットで撥水してくれだったのに、出来るようになれば、カッコいい名称のそっちが、高くても良いんだわ、です。 それ、ニーズではなく、現存する技術を紹介していない、される側も気がないだけの話ではないでしょうか。

抗菌は、25年くらい前のブームで、各糸メーカーはアクリル、ポリエステルなど、練り込み型の抗菌糸をブランド化して販売していたのが懐かしい。 織物担当は、糸メーカーの商標名とその組成、特徴、機能を頭に叩きこんでないと仕事になりませんでした。 今も其の商品群が弊社に残ってますが、抗菌の添加剤を入れていないレザーより売れたという事実は一度もない。 普通、拭けば取れるものに、わざわざ添加してコスト・リスクを増やす必要がないわけです。 ましてや、全ての菌に効くという商品は無い。 抗菌だらけの風呂場の筈が、カビや菌でピンクや黒になってしまう。 経験あると思います。 しかも、数年後にはしょっちゅうカビ退治しないと成らないはめに。

私は、抗菌グッズや制菌グッズは買いません。 抗ウィルスなどトンデモない。 私の身体の菌類まで死んだら、健康を保てません。 身体の菌の殆どは、悪い菌の繁殖を妨げてくれます。 入る余地がないくらい、自分たちが占領してくれる。 防御システムを揺るがす、トロイの木馬だと考えるからです。 実際に、菌類などは生命ですから、自分を押さえつけようとする相手が出現すると、生き残るために細胞分裂を活発にするという話があります、ストレス耐性ですね。 スキがあれば、寧ろ、身体に悪い方向へ変性するかもしれません。 又、変異の早いタイプのウィルスであれば、抗ウィルス剤が変性を助長する可能性も否定できない。

一番だめなのは、買う人は理解して買っても、使う人は知らないケースが殆どであること。 例えば、抗菌・抗ウィルス添加物が嫌いな私が、レストランで、この椅子は抗菌剤ははいっていますか?と聞いたら、応えられないでしょうし、私は変人でしょう。 要するに、私には影響があると思っているのに、抗菌剤が入った表面材を使っているとは、座る人=私にわからない。 菌を抑える程の深刻な事態(抗菌)において、使う使わないの選択権が明示されないのが椅子だということになります。

難しい話だったでしょうか。 

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 個人でレンタルサーバーを借りて、引っ越ししました。 結構、お金が掛かりますが、HPの自由度が増すので決意。 より、知識重視にしています。  張替えてんやわんや というブログ名です。 https://sya-cho.blog/ 是非、引き続きご愛好をお願いします。