自分がまあまあのデジタル通で、デジタルとアナログの間と思っていたら、完全にアナログよりと見せつけられました。 先日のテレビで紹介される子供たちの凄いのなんの。
姉が沖縄に移住し、三味線を始めたとのことで、いわゆる次の人生を楽しんで居るわけですが、今の自分で出来る範囲として、学生時代に熱中したギターを始めることにしました。 購入したのは、デジタルギターとデジタルエフェクター。 共に、パソコンやアプリで、ギターの種類や、音色を編集します。 アナログを使っていたから、直感で音を作れる方だと思いますが、デジタルではどんな音も出せるので、そのバリエーションが多すぎてしまい、音作りで疲れてしまう。
デジタルギターは、往年の名器であるエレキギターのヴィンテージの音がデジタルでシミュレーションされており、24種類のギターの音が再現されます。 アコースティックギターや12弦ギター、シタールやバンジョーの音まで豊富な楽曲に対応できます。 デジタルギター1本で、12弦のアコースティックギターの音もでるのですから驚きです。 しかも、その音を編集もできる。 硬い音にしたり、シャリシャリさせたり、ぼけた音にしたり。 音を拾うピックアップも、様々なブランドの名器なりに編集してそれだけを変えることもできるので、自分でギターを分解して改造した思い出は、籠にのって山を越えた位古い話なのかもしれません。
エコーだったり、EQだったり、爆発するような音に変えるエフェクター類もデジタル。 これら機器類も、とても多くの名器を再現していています。 往年の名器のアンプたちも、音を拾うマイクまでもが名器揃い。 チョイス、設定、組み合わせ、無限大過ぎて。 好きだったアーティストの音に近づける楽しみが、苦痛なほど多すぎ。 また、仮想現実の中で、ホールの音の反射具合とか。演奏空間で出る音全てが作りこめます。 マイクで音を拾う位置まで設定できます。 寂しいものですが、学生時代はバイトしては、一個づつエフェクターを買ったり、秋葉原で電子パーツを買ってきて、自分ではんだごて持って作った時代は、二度と来ません。 遊びで、回路を覚えたり、電子パーツの役割を覚えたりもできなくなるわけです。 直ぐ分解する癖もこうして覚えたのでしょうね。 レザーや繊維も、赤外線分光試験機で、どんな分子で構成されているかチェックするために数千万円のコストをかけて導入して、日々おもちゃのように分析に使っていますが、私のような疑い深い人間が減るということでしょうか。
要するに、ギターの弦が揺れてからアンプに出すまで、全部デジタル処理です。 音として出した瞬間に、空気が揺れる、やっとアナログですね。 レコーディングなら、アナログに出さずに、そのままデジタルでインプットして音源にしてしまえば、音作りの設計通りに100%再現する。 ミキサーもパソコンでできるし、ドラム音源やベース音源、シンセの音源あたりは、もっと早くからあるので、一人で曲作りは早くて簡単だということです。 ただ、選んだ仲間とその特徴や腕のレベルに合わせて曲を作ったり、選んだりがないわけですから、何となく、みんなでワイワイで楽しい部分が割愛されている気がします。 一番大事な部分ですね。
自分は、一人でギターを弾くだけですから、スピーカーはデジタルエフェクターに直接繋ぐもの。 余分なことをしない小型のPAスピーカーにしました。 ミキシングもデジタルエフェクターの中でしてしまいますから、直音はまあまあ。 結局、数か月遊んだ結果、シンプルなエレキ1本と、往年のアンプの良いのが一つあれば、自分の音は十分だと結論に至りました。 デジタルでも、50年代のストラトキャスターの音に、Marshall1959 あたりをシミュレートしたシンプルな歪みが良いわけです。
ここまでも、十分自分でデジタルの凄さを満喫していますが、これはダメなわけです。 テレビの子供たちは、音楽理論も楽器も弾けずに、すらすらと曲を作っていく。 しかも、携帯一個で。 タッチのリズムそのままが音のストローク、音は鼻歌でも自動で次のコードを予測してジェネレートされている物をつかう。 ドラムは感性で、手や足の数に限定されない組み合わせで叩いているから、我々ではありえない作り。 歌もボーカロイドが歌うから、男女関係なし。 感性と理論を融合させる難しさなどこの子たちには関係がない。 良い感じが、良いミュージックなわけです。
もう、学校の音楽教育がこのままでいいのか?という問いかけが必要なレベル。 伝統の音楽教育は専門の人だけでいい。 学校は、携帯を叩いて音楽を作る楽しみを教えた方が良い、そこに新時代の全てがある。 これは明確なチェンジであり、否定する余地はないと思う。
やはり、デジタルは、破壊者でなくてはならないと思う。 破壊するインパクトがあるものが正しく、そうでないものは駄作の世界。 我々の仕事は、もっとそのインパクトを知って行動していかないとならない。 さて、シソが終わりかけているから、実の収穫をしに外へでますか。 中でチマチマしているのも性に合わない、アナログです。
椅子資材開発30年、日本一の椅子資材を開発する部隊の指揮者が、すわる、ねるの2つの姿勢を通して、商いの目で様々な出来事をつづる、思いあるブログ いすのことなら 椅子の張替えの話題や新規の案件、レザーとは、テキスタイルとは、椅子とは、すわるとは、ねるとは、様々な話題で楽しめます。 あしたは晴れかな曇りかな。
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