レザー総合サンプル帳が、2018年1月5日に無事発刊できました。
仮印刷の時点では、QRコードとリンク先が一致していたのですが、本番印刷の際に一部でリンク更新がされずに、QRコードのリンクが出来ていないなどのトラブルがありました。
それでも、HP側の編集で、欲しい情報に届かないという事態は回避できるので、印刷物単体でのミスと違い、デジタル部分は都度修正できるので大きな被害無く助かります。
大変多くの人に興味を持っているため、全体のコンセプトや商品のコンセプトを根掘り葉掘り聞かれますし、色についても、なんでこの色ですかと質問されます。 資材の場合、コンセプトは一方的な思いで、結果的には最終商品となる椅子の使い手さんのアイデアや実物の方が高度で、いまさらコンセプトを説明しても、役に立たないと内心では思っています。 例えば、シャバクロという高度な技術を要する商品では、コンセプトは超一級品の和です。 言い換えれば、伊藤若冲に矢追さん参りました!と言わせる商品づくりがコンセプトです。 ベルサイユでは、尾形光琳に参りましたと言わせようだったのですが、シャバクロの場合は、筆で入魂するような人をぎゃふんと言わせたい。 結果的に、一本一本の線の細さや長さ、カスレ具合など、計算に計算を重ねて行くわけです。 勿論、商品は工場サイドが其の意図に則した再現の為の工夫や色調整が必要ですから、版画の元の絵に対して、版画を作り刷るというのは自分でやるわけではない、共同作業にはなります。
今は、次の企画依頼が、織物系が殆どなので、頭の中は縦糸のことばかり考えています。 どの糸をどう使って、あんな柄、そんな柄を、こう仕上げるにはどう工夫するかなど、眼を開けていても閉じていても、糸と色しか出来ない位、追いつめているところです。 歌謡界の重鎮が引退する、良い物が出てこない悩みを訴えているテレビを見て、心が痛みます。 我々工業デザインは、名前が出ない分知られていませんが、売れなかったら会社が傾くわけです。 その緊張は、途切れる間もない大きなプレッシャーです。 私の企画は、多くの時間と移動を掛けた”取材"に基づくのが特徴ですが、机が埋もれて山のようになる作業の量が、プレッシャーに負けない糧になっています。
取材も7割は終わっているので、あとの3割で何を作るか明確にして、歴史に残る商品を一つでも多く残すよう努力していきます。
椅子資材開発30年、日本一の椅子資材を開発する部隊の指揮者が、すわる、ねるの2つの姿勢を通して、商いの目で様々な出来事をつづる、思いあるブログ いすのことなら 椅子の張替えの話題や新規の案件、レザーとは、テキスタイルとは、椅子とは、すわるとは、ねるとは、様々な話題で楽しめます。 あしたは晴れかな曇りかな。
このブログを検索
登録:
コメントの投稿 (Atom)
引っ越ししました。
個人でレンタルサーバーを借りて、引っ越ししました。 結構、お金が掛かりますが、HPの自由度が増すので決意。 より、知識重視にしています。 張替えてんやわんや というブログ名です。 https://sya-cho.blog/ 是非、引き続きご愛好をお願いします。
-
Furnishing Textile 2023 The Prime Material 1巻 P14ページ ベルハントを紹介します。 ボリュームある生地を、値上ラッシュの中で企画するのは大変でした。 ボリューム=重量。 原材料が高いなかでは、それなりのチャレンジでした。 ポリプ...
-
ストローを紙製にするなどの店を何件か経験しました。 中国がゴミ資源の輸入をストップして、世界中でゴミが溢れかえっているといいます。 ??? ゴミも自分で始末付けらえない、情けない国になっているのか。 マイクロプラスチック問題の改善は、ごみを出さない、作らないこと、つまり...
-
La Banda ラバンダ(ウール30%、アクリル70%)は、なぜチクチクしないのか。 そんな質問が来たという。 ”そういう風に作ったから画期的です。”と応えたそうであるが、プロに対するプロの回答とは言えない、恥ずかしい話なので、ここで記しておきたい。 織物は歴史が古く、素材に...
-
アクリルが椅子張り向きの化学繊維と言われる所以は、ウールを模した化繊であること。 故に、短繊維が普通で、長繊維のアクリルは可也珍しい。 当社においてもアクリル=短繊維でありますし、一般論でそう結論して外れません。 ベリーニは、厚みを感じるザックリとした糸が織りなす柄で、薄い背や座...
0 件のコメント:
コメントを投稿