ソフトレザーという名前を付けたのは、(名古屋の)シンコー株式会社であることを記しました。 また、それは、加水分解という問題を30年越しで解決して再販した商品であることもプロの目Q&Aで記しています。
ソフトレザーの販売を再開した20年前からその後の10年は、大ヒット商品となり、色だけでなくメンテナンスの面倒な皮革よりも全然良いねという評判になりました。
それを安価に使用と、昔の問題のあるタイプを海外で調達して販売する同業者(粗全滅)や製造小売り(SPA)をドンドン投入し、市場はクレームだらけ。 我々の問題の無いソフトレザーまで一色端にされ、皮革よりはるかに安価なのに、いつの間にか高いといわれてしまうようになり、今ではソフトレザーは売れない商材の一つになっています。 それでも、良さを知るコーディネーターさんやファンの方々の指名買いがあるので、新商品もどんどん投入して、市場の信用回復を待っています。
しかし、市場では、その後、ソフトレザーの品質問題はどうなったのでしょうか。 注意:ソフトレザー=PUレザー=ポリウレタン樹脂を使用したレザー。
先日、海外のレザーメーカーと情報交換して驚きました。 未だに耐加水分解10年未満のポリウレタン樹脂のレザー(当社銘々でいるソフトレザー)を、日本の大手SPA向けで、月に10万m弱も出荷しているというのです。 あれだけクレームが発生し、警告をしてきたのに、耳を疑いました。 実用では1-3年で加水分解(長くても使用していたら5年程度)してしまっているのですが、実際に店にクレームが発生するのは、氷山の一角でいわれるように、1%から3%位しかないようです。 こんなもんでしょだとか、メンドクサイからクレームしないという人が多いのですが、賢い消費ではありません。 放置することで、正統に仕事をしている人たちが被害をうけるのです。 SPAもクレーム分にだけ、代替品として織物のソファを無償提供すると言えば処理済みなのです。 はたして、それで良いだけでしょうか。 それでは、お値段で納得してるのだから良いでしょ!といっているのと一緒です。
嘘は言っていないから良いではなく、この商品は1-3年で加水分解をお越し、表皮がボロボロになったり、穴が開いたりしますと書くべきです。 日本製の本物品質のポリウレタン樹脂性のレザーは、ランドセルでメイン材として長年採用されていますが、6年間、太陽光や雨を浴びても、ボロボロになりません。 恐らく、兄弟姉妹、親戚が使ってもボロボロになんてなりません。 ランドセルの価格を見てください。 本物は其れなりの価格であるのです。 (ソファに使う面積を考えたら、本当に安く供給させていただいています。)
ある時期、1万円前後の安価なランドセルをその同じ大手SPAさんが販売しましたね、今は無くなりました。 なぜでしょう? 氷山の一角だから無視して良いだろのはずが、他人と比較できるランドセルでは流石に通用しなかった。 6年使えなければ、あの子は何ともなっていないのにと、誰もが不良と思うから苦情が多くなるのです。 ソファでも同じ考えであるべきです。 人に見せないから比較できない、それで良いのでしょうか。 皆がクレームと言わないと、氷山の一角で無視され続け、本物を製造して売る本物の日本メーカーさんがトバッチリを受けるのです。 現実、日本製ソフトレザーしか使わなかったソファメーカーさんは、ボロボロになる安物に比較され、値段を下げろばかり。 結果、殆どが倒産や廃業をしてしまいました。 それ以外の原因もある? ありません。 風評被害で売れなくしたのです。 我々の経済では、しばしばこうした落とし穴があるものです。
今は織物でも安いばかりのうすペラ商品のオンパレードです。 レベルが上がったのは事実で否定しませんが、10年使うに足りるかといえば、足りません。 問題は根深いと思います。
椅子資材開発30年、日本一の椅子資材を開発する部隊の指揮者が、すわる、ねるの2つの姿勢を通して、商いの目で様々な出来事をつづる、思いあるブログ いすのことなら 椅子の張替えの話題や新規の案件、レザーとは、テキスタイルとは、椅子とは、すわるとは、ねるとは、様々な話題で楽しめます。 あしたは晴れかな曇りかな。
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